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ドル97円後半、米予算協議混乱で市場に疲労感
2013年10月2日 / 03:46 / 4年後

ドル97円後半、米予算協議混乱で市場に疲労感

[東京 2日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅ドル安/円高の97円後半。この日も米暫定予算案をめぐる協議に進展はみられず、市場は次第に疲労感を募らせている。東京市場の参加者は静観の構えだが、投機筋の動きも鈍っており、ドルは方向感を見失ったままだ。

10月2日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅ドル安/円高の97円後半。この日も米暫定予算案をめぐる協議に進展はみられず、市場は次第に疲労感を募らせている。2月撮影(2013年 ロイター/Shohei Miyano)

ドルは朝方の高値98.09円を付けた後98円を軸とする小動きに終始していたが、正午にかけてジリ安となり一時97.75円まで下落した。97円半ば以下には実需のドル買い需要があるとされ、当面の下値リスクは限定的とみられているものの、上値は依然重い。

米国では一部政府機関の閉鎖に伴い、注目度の高い指標の多くが予定通り公表されない見通しとなってきた。4日に9月の雇用統計を発表する予定だった米労働省労働統計局は、政府の業務が再開されるまでいかなる発表も行わないとの方針を示した。

進展が見られない米予算協議については、いずれかの時点で与野党が歩み寄って妥協点に達し、大事には至らないと市場では予想されている。

しかし、「アメリカの政府機関閉鎖や債務上限問題にせよ、テーパリングの見送りにせよ、マーケットではもううんざりという空気が漂っている」(機関投資家)という。

このため、短期筋の間ではドル・ロングの積み増しが止まっており、ドルを介した取引が全般に低迷しているという。

共和党が多数を占める米下院では、予算全体ではなく、国立公園運営、退役軍人、コロンビア特別区向けの支出を再開する法案が提案された。採決では賛成票が反対票を上回ったものの、優先的に審議する「ファストトラック」扱いでの可決に必要な3分の2には届かず否決された。

<ユーロ>

ユーロは前日の海外市場で1.3572ドル付近まで上昇し、今年2月初旬以来の高値を付けた。この日も1.35台前半で底堅さを保った。

オプション市場の動向から判断して、ユーロ/ドルについては、このところ投機筋の参加が低迷しているとの指摘も聞かれた。

ユーロ/円はドル/円での小幅な円高の影響で上値が重く、132円前半を中心とする値動きとなった。

市場参加者はこの日パリで開催される欧州中央銀行(ECB)理事会及び理事会後のドラギ総裁の発言を待っている。

ロイター調査によると、ECBはきょうの理事会で政策金利を過去最低の0.5%に据え置き、新たな政策手段の発動を見送る見通しだが、回復傾向を示すユーロ圏の景気動向に障害となる要因については引き続き注意深く見守る姿勢を示すとみられる。

ドラギ総裁は前週、市場金利が安心できない水準に上昇した場合、必要に応じて長期資金供給オペ(LTRO)に踏み切る可能性があるとの考えを示した。

市場では、LTROが近い将来に実施されるとの見方は少数派だが、今年末や来年年初にかけて、LTRO第3弾の実施を見込む向きは多い。

森佳子)

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