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ドル99円後半、株価に連動安で一時99円半ば
2013年11月19日 / 03:27 / 4年前

ドル99円後半、株価に連動安で一時99円半ば

11月19日、東京市場正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の99円後半。写真は都内で6月撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] -正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の99円後半。ドルは朝方の取引で100円ちょうどをつけたものの、その後は、一貫して株価に連動する値動きとなった。

日経平均.N225が100円を超えて下げ幅を拡大すると、99円半ばまで下値を伸ばした。

「きょうの主戦場は為替ではなく株式市場。大手の海外証券が(株の)益出しを行っている一方で、別の大手がロングを切らされている」(外銀)という。株安やオプション関連の売りを受けてドルは一時99.56円まで下落した。ただ、「99円半ばから前半には押し目買いニーズがある」(同)とみられている。

今月に入ってドル/円は、海外勢の決算を控えたポジション調整を受けて、前週100円台に突入した。

「こうした手仕舞いの動きに便乗して、ドル100円台、日経平均1万5000円台で、新たにロングをとった短期筋が、ポジションを投げ始めているのだろう」と三井住友銀行・市場営業推進部、チーフストラテジストの宇野大介氏は、この日のドル売りの背景を説明する。

一方、株の下値リスクを懸念するディーラー間で話題を集めたのは、米著名投資家のアイカーン氏の前日の発言だった。

同氏は、多くの企業の業績が経営そのものよりも、低水準の借り入れコストによって押し上げられていることから、株価が「急落」する恐れがあると予想し、株式市場の動向に「非常に慎重」になっているとの見解を示した。

ロイター・グローバル・インベストメント・アウトルック・サミットで語った。

為替市場では、「(アイカーン氏は)既に今年分のポジションを手じまったから、あのような発言ができるのだろう。株価が下落すれば、また下値で買いを入れるつもりではないか」(外資系証券)との声も聞かれた。

<ユーロ、豪ドル>

ユーロ/ドルは1.35ドル前半でしっかり。ユーロ/円は対ドルでの円高の威力に足を引っ張られ134円後半を中心とする軟調な値動きとなった。

18日に発表されたユーロ圏の9月経常収支黒字額は、140億ユーロと前月の124億ユーロから増加した。第3・四半期全体では525億ユーロと、第2・四半期の529億ユーロからほぼ変わらず。

ユーロは7日の欧州中央銀行(ECB)による予想外の利下げを受けて下落したが、その後は反発基調が続いている。ユーロ圏の堅調な経常収支黒字も中長期的なユーロの支援要因となっている。

豪ドルは、0.93米ドル後半。一時0.9353米ドル付近まで下落した。下落のきっかけは、公表されたオーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)理事会の議事録で、必要なら一段の利下げの可能性を排除せず、とされたこと。議事録はさらに、豪ドルは依然不快なほど高水準であるとの認識を示し、経済をリバランスするために豪ドルの下落が必要であるとの考えを改めて示した。

<対米資金フロー>

米財務省が18日発表した9月の海外投資家による対米証券投資は1068億ドルの売り越しとなり、売り越し額は2009年2月以来の大きさとなった。財政協議のこう着を背景に、海外投資家の間で短期の米資産を売却する動きが加速した。

だが長期証券に対しては逃避買いが広がった。8月分の売り越し額も当初発表の29億ドルから138億ドルに引き上げられた。

米財務省証券は278億ドルの買い越し。前月は108億ドルの売り越しだった。

森 佳子

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