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イタリア銀、17年までに300億ユーロの不良債権売却へ
2013年11月19日 / 18:22 / 4年前

イタリア銀、17年までに300億ユーロの不良債権売却へ

[ミラノ 19日 ロイター] -イタリアの銀行は、2017年までに不良債権のほぼ4分の1を売却するとみられている。銀行が中銀の指導の下でバランスシートの整理を進める一方、投資家が同国の不良債権市場に戻りつつある。

多額の不良債権は銀行の収益を押し下げてきたが、時価が帳簿価格を大幅に下回るなか、大規模な評価損が生じることを避けるため銀行は不良債権の売却に消極的だった。

しかし、イタリア中銀は不良債権の評価額を時価の水準まで引き下げるよう銀行に促しており、不良債権の売却が加速するとみられている。

ジュピターのアンドレア・ミグナネーリ最高経営責任者(CEO)は、向こう4年間で約300億ユーロの不良債権が売却されると見込んでいる。

銀行関係者によると、海外のディストレスト・ファンドやプライベートエクイティ(PE)などは、金融・不動産資産を担保とするイタリアの不良債権について、簿価の20―50%で買い取る用意がある。

消費者金融を中心とする無担保の不良債権については、買取価格は簿価の2―3%(バンカ・Ifis(IF.MI)のジョバンニ・ボッシCEO)という。

欧州中央銀行(ECB)が来年、資産査定の実施を予定していることも銀行が不良資産の売却を進める要因となっている。

銀行の貸倒損失や評価損に対して早期の税控除適用を可能にする法案も、売却を加速する一因とみられている。

一方、イタリア経済が転換点を迎えているとみられ、不良債権の回収状況も上向き始めていることから、投資家も再び同国に目を向けている。

プライスウォーターハウスクーパース欧州ポートフォリオ・アドバイザリー・グループのイタリア部門を統括するアントネーラ・パガーノ氏は「海外投資家の一部が慎重姿勢ながら、イタリアの不良債権市場に戻っている」と指摘した。

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