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中国の3月サービス部門PMIは景況改善示す、景気鈍化懸念は残る
2014年4月3日 / 09:03 / 4年前

中国の3月サービス部門PMIは景況改善示す、景気鈍化懸念は残る

4月3日、中国国家統計局とマークイット/HSBCがそれぞれ発表した3月の中国サービス部門PMIは、ともに景況の改善を示す堅調な内容となった。写真は昨年7月撮影(2014年 ロイター/Jason Lee)

[北京 3日 ロイター] -中国国家統計局とマークイット/HSBCがそれぞれ発表した3月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)はともに景況の改善を示す堅調な内容となったが、中国経済が今年に入って予想よりも減速しているという市場の見方を変えるには至っていない。

国家統計局が発表した3月の非製造業PMIは54.5で、2月の55.0から小幅低下したが、景況の改善と悪化の節目である50は上回った。

マークイット/HSBCが発表した3月のサービス部門PMI(季節調整済み)は51.9となり、前月の51.0から上昇した。

国家統計局のPMIデータをまとめている中国物流購買連合会(CFLP)の蔡進・副会長は、「中国の非製造業が、依然として比較的堅調な成長率を維持していることが示された」と指摘。

今年に入って中国では失望を誘う経済指標が相次いでいたが、サービス部門PMIは対照的な結果となった。

政府は2日、景気の支援に向け、零細企業向けの減税措置を実施するとともに、鉄道網整備を加速する方針を示した。今年に入り、政府が具体的な景気支援策発表するのは初めて。

HSBCのエコノミストらはリポートで、「刺激策の規模は控えめで、国内総生産(GDP)の伸び率を目標の7.5%程度にすることが目的で、大規模な刺激策との意図はないようだ」と分析した。

「これにより、短期的には痛みを伴う改革措置を実施するための時間が確保できるとみられる」という。

一方、招商証券の深セン市在勤エコノミスト、ZhangYiping氏は、「政府は経済の均衡の実現とサービス部門でのさらなる雇用創出を目指しているため、経済成長における(サービス部門)の重要性は今年さらに増すだろう」と指摘した。サービス部門は2013年のGDPの46.1%を占めた。

中国国家統計局とマークイット/HSBCが発表したサービス部門PMIはともに、雇用拡大のペースが加速していることを示した。雇用は中国の指導部にとって優先課題となっている。

スタンダード・チャータード銀行(北京)のエコノミスト、シェン・ラン氏は、「製造業の季節的なピークはこれからで、政府が景気の下支えを開始したことから、製造業は今後巻き返す」と予想。「中国経済は第2・四半期に安定化し、下半期に加速する」とみている。

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