2015年4月3日 / 07:52 / 3年後

14年度日本企業M&Aは13.9兆円、海外買収が過去最高

 4月3日、2014年度の日本企業によるM&A(合併・買収)は13.9兆円と前年比10.7%増となり、07年度以来の高水準になった。都内で2011年10月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 2014年度の日本企業によるM&A(合併・買収)は13.9兆円と前年比10.7%増となり、07年度以来の高水準になった。トムソン・ロイターによると、海外企業の買収が8.0兆円と金額ベースで過去最高に達し、日本企業のM&Aの57%を海外案件が占めただけでなく、案件の大型化も特徴となった。

14年度の代表的なM&A事例としては、伊藤忠商事(8001.T)による中国国有企業の中国中信(CITICリミテッド)(0267.HK)グループとタイの財閥チャロン・ポカパン・グループとの資本業務提携(総額約1.2兆円)のほか、日本郵便の豪物流大手、トール・ホールディングスTOL.AXの買収(7145億円)、第一生命保険(8750.T)の米プロテクティブライフPL.Nの買収(5852億円)などがあった。

総額8兆円の海外M&Aの件数は、662件と前年度に比べ微増。一方、金額の伸びはそれを上回り、1件あたりの案件規模は、前年比で2割程度大きくなっている。

投資銀行のM&A担当者によると、中長期の成長のために余剰資金を海外のM&Aに振り向けようとする日本企業は増えており、今年度も日本企業のM&Aは海外案件を中心に増加傾向にあるとの見方が根強い。

国内の企業同士のM&Aは4.0兆円で、前年度比で横ばいだった。

リーグテーブルの首位には、昨年度3位だった野村が返り咲いた。日本郵便のトール買収で、日本郵便のアドバイザーについたみずほが9位から2位にランクを上げ、3位は昨年度首位のモルガン・スタンレーだった。

2014年度M&Aリーグテーブル上位10社は以下の通り。

順位 社名 金額 件数 シェア

(億円) (%)

1(3) 野村 38252 112 27.4

2(9) みずほFG 37534 167 26.9

3(1) モルガン・スタンレー 31265 62 22.4

4(10) JPモルガン 22450 17 16.1

5(2) ゴールドマン・サックス 21847 19 15.7

6(6) BOAメリルリンチ 20193 11 14.5

7(17) シティ 15362 19 11.0

8(51) UBS 14986 10 10.8

9(-) CITIC 12180 2 8.7

9(-) Somerley 12180 2 8.7

(カッコ内は前年の順位)

出所:トムソン・ロイター

江本恵美

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