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機械受注は5月も減少、2四半期連続減の公算 人手不足業種で停滞
2017年7月10日 / 00:16 / 2ヶ月前

機械受注は5月も減少、2四半期連続減の公算 人手不足業種で停滞

 7月10日、内閣府がに発表した5月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比3.6%減の8055億円となった。川崎市の京浜工業地帯で2012年6月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai/Files)

[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日に発表した5月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は2か月連続で減少し、前月比3.6%減の8055億円となった。非製造業の減少が続き、4─6月期は2四半期連続で前期比減少となる公算が大きくなった。特に人手不足業種での停滞が目立ち、設備投資が日銀短観で示されたように堅調な展開となるかどうかは微妙になってきた。

5月の受注額はロイターの事前予測調査では前月比1.7%増と予想されていたが、これを下回った。4月の同3.1%減に続き3%台の減少となった。前年比では0.6%増と辛うじて増加した。

減少が著しいのは非製造業で3カ月連続で減少。前月比4─5%前後の減少が続いている。3カ月移動平均で見ても、昨夏以来頭打ち感が出ている。足元は建設業、運輸・郵便業、通信業などの減少が目立つ。

これらの業種は人手不足感が特に強く、省力化投資の活発化が期待されているだけに、エコノミストからは「意外」との声が上がっている。「前期や前々期に強かった反動と思われるが、足元では期待外れの動きだ。先行き、人手不足に陥っている業種では、業務縮小を図るよりも機械化投資を進める可能性が高いと思われるが、足元ではその動きが一服している」(SMBC日興証券)とみられている。

他方、製造業は4カ月連続で増加。緩やかな増加基調が続いている。素材業種は横ばいで推移しているが、機械業種は増加傾向にあるほか、自動車なども緩やかに増加している。世界的な半導体需要の好調で、半導体製造装置の受注も好調だ。

4─6月期は4月、5月に3%台の減少が続いたことから、前期比減少は避けられそうにない。前期比横ばいとなるには2桁の増加が必要となるが、現実的ではなく、2四半期連続の減少が視野に入る。

こうした状況を踏まえ、内閣府は機械受注の判断を「足踏みが見られる」に下方修正した。

*内容を追加します。

中川泉 編集:山川薫

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