Reuters logo
〔Market Views〕タカ派なFOMC織り込む市場、期待に届かないリスクへの警戒も
2017年3月15日 / 06:05 / 6ヶ月前

〔Market Views〕タカ派なFOMC織り込む市場、期待に届かないリスクへの警戒も

[東京 15日 ロイター] - 市場は、14─15日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げをほぼ完全に織り込んでおり、焦点は先行きの利上げペースに移っている。市場では、FOMCメンバーによる今後の金利見通しについてタカ派的な傾斜が強まるとの期待が出ているものの、期待に届かないリスクを警戒する声もある。

12月FOMCで示された今後の金利見通しは、2017年中に3回の利上げを示唆していた。三菱UFJ信託銀行の資金為替部課長、酒井聡彦氏は、足元の堅調な雇用情勢や物価指数、トランプ政権の財政政策によるインフレ加速への出遅れ回避などから「利上げペースの見通しが4回に加速する可能性がある」と指摘する。

野村証券のチーフ為替ストラテジスト、池田雄之輔氏も、市場は今年の利上げ回数について、従来の「2─3回」から「3─4回」に見方を切り替えると予想する。「まずは、3.0回が完全に織り込まれれば、ドル/円は116円台に切り上がる計算だ」という。

従来ハト派と見られたメンバーたちからのタカ派寄り発言が目立ったことを踏まえて、りそな銀行の総合資金部クライアントマネージャー、武富龍太氏は「年内の見通しは3回止まりだとしても、18年末と19年末の金利見通しは上方修正されるのではないか」とみている。

一方、みずほ証券のチーフ為替ストラテジスト、山本雅文氏は、仮に見通しが前回から大筋で変わらなければ「タカ派的な結果を織り込んだドルは、反落リスクの方が大きい」とみる。大型減税など景気刺激策が遅延する可能性があるとして「今年の4回への利上げペース加速や、中間選挙が実施される18年中の利上げ3回見通しの引き上げ可能性は高くない」と話している。

ソニーフィナンシャルホールディングスの為替アナリスト、石川久美子氏は「単に利上げ実施のみで、金利見通しに変化がなければドルは利食い売りに押されるのではないか」とみる。FOMCが終わるとイベント消化感が広がりやすいとみており「ドルは買われたとしても持続力に乏しいだろう」と話している。

平田紀之 編集:伊賀大記

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below