東南アジア株式=まちまち、タイ株は1年8カ月ぶり高値

2010年 03月 19日 21:44 JST
 
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 [バンコク 19日 ロイター] 19日の東南アジア株式市場の株価は、バンコク市場が約1年8カ月ぶりの高値をつけた。タイ経済への信頼感を背景に銀行株やエネルギー株が買われた。一方他の大半の市場は、勢いが失速したか、または小幅な上昇にとどまった。シンガポール、ジャカルタの両市場が小幅高となった一方、クアラルンプール、マニラ、ベトナム(ホーチミン)市場はマイナス圏で引けた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が低金利政策を続ける意向を改めて示したことを受けた今週の上昇が、一服した格好。

 バンコク市場のSET指数.SETIは2.05%高。一時は2008年6月30日以来の高値をつけた。銀行株指数.SETBは3.9%上昇し、07年10月以来の高値。

 サイアム・コマーシャル銀行SCB.BKは4.8%高、カシコーン銀行KBAN.BKは5.2%高、バンコク銀行BBL.BKは3.6%高と、いずれも大幅上昇。タイ石油会社(PTT)PTT.BKは1.6%高、傘下のPTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)PTTE.BKは1.4%高。

 トムソン・ロイターのデータによると、19日時点で、外国人投資家はタイ株を19営業日連続で買い越した。SET指数は今週5.6%上昇し、東南アジア市場ではジャカルタ市場の2.87%高を上回り、最大の上昇率となった。

 バンコクのティスコ証券のストラテジストは「外国人投資家がより楽観的になったのは、タイ政局の状況がよりはっきりしたことが主因だ。また海外勢の大量の買いは、海外でタイ銘柄の投資判断が引き上げられたことに反応したものだ」と語った。

 投資家は、タクシン元首相支持の反独裁民主同盟(赤シャツ隊)が週末に再び行う予定の反政府抗議活動が、暴動に発展しないことを期待している。赤シャツ隊は活動参加者らをバンコク市内の通りに差し向け、交通をまひさせることを狙う新たな計画を発表した。

 KGI証券のストラテジストは「このような活動は、経済見通しにとって大きなマイナス要因ではないと思う。よって外国人投資家の心理への影響は限定的だろう」と語った。

 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは0.06%高で終了。株価は依然、8週間ぶり高値付近にある。通信大手シンガポール・テレコム(STEL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は1.6%高。DBSグループ・ホールディングス(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)は3.2%安。シンガポールのディーラーによると、3日続伸を受けて利食い売りが出たという。

 ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは0.21%高。値上がり銘柄では、国営ガスPGN(PGAS.JK: 株価, 企業情報, レポート)が3.7%上昇したほか、ユニリーバ・インドネシア(UNVR.JK: 株価, 企業情報, レポート)が2.1%高。一方ダナモン銀行(BDMN.JK: 株価, 企業情報, レポート)は4.6%安。

 クアラルンプール市場のクアラルンプール総合指数(KLCI)は0.41%安。パーム油大手が下落を主導し、サイム・ダービー(SIME.KL: 株価, 企業情報, レポート)とインダストリアル・オキシジェン(IOI)IOIB.BKがともに1.1%安。

 マニラ市場の主要株価指数.PSIは0.12%安、ホーチミン市場のVN指数.VNIは0.72%安でそれぞれ終了。両市場では金融株が下げ、フィリピンではメトロバンク(MBT.PS: 株価, 企業情報, レポート)が1%安。ベトナムではベトナム工商銀行(ベトインバンク)CTG.HMが4.5%安、バオベトBVH.HMが3.5%安。

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