日本CDS指数のワイド化止まらず、米信用不安再燃やアーバン<8868.T>デフォルトに動揺
[東京 14日 ロイター] 日本のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9ITXCK5JA=GFIのワイド化が止まらず、14日のプレミアムは130ベーシスポイント(bp)を一気に上回った。130bpを上回るのは7月22日以来のこと。米クレジット市場が13日、金融セクターの信用不安の再燃からワイド化したことに加え、格付けが極めて低かった不動産セクターのアーバンコーポレイション8868.T<0#8868=JFI>が13日、民事再生法の適用を申請したことでデフォルト(債務不履行)に陥ったことが14日の日本のCDS市場に動揺を与えた。
CDS指数シリーズ9のプレミアムは14日、前日から12bpの大幅上昇となる137bpで取引される局面があった。今週初の117bpから短期間で20bp上昇した。急激なワイド化について、あおぞら銀行・ストラクチャードクレジット部長の小野和宏氏は「米金融機関の信用力に対する懸念が強まり、国内でもアーバンコーポレイションの経営破たんで信用リスクへの警戒感が再燃した」と述べた。米証券大手メリルリンチMER.N<0#1108=JFI>は13日、世界的な信用危機が悪化したとして、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1226=JFI>、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1222=JFI>、リーマン・ブラザーズLEH.N、モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1224=JFI>米金融大手4社の投資判断を引き下げた。「クレジット市場の混乱は長期化する見通しで、世界的にワイド化への圧力がかかりやすい局面を迎えている」(国内大手証券)との見方が出ている。
個別CDSの気配は軒並みワイド化した。銀行はドル建て劣後で三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>が110─140bp、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が120─150bp、三井住友銀行<0#8412=JFI>が108─137bp、消費者金融はアコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>が215─260bp、プロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>が250─295bp、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>が540─620bpとなった。アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>は660bpと、ややワイドな水準で取引された。
建設は西松建設(1820.T: 株価, ニュース, レポート)<0#1820=JFI>が160─220bp、大林組(1802.T: 株価, ニュース, レポート)<0#1802=JFI>が65─95bp、不動産は住友不動産(8830.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8830=JFI>が250─420bp、三井不動産(8801.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8801=JFI>が55─75bpの気配となった。
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