12月の国内投信は732億円の流出超、グロソブが純流出額トップ
[東京 7日 ロイター] 投信情報サービス会社トムソン・ロイター・リッパーによると、昨年12月の国内追加型株式投資信託(ETFを除く)の純流出入額(設定額から解約額と償還額を引いたもの)は推計でマイナス732億円となり、2カ月ぶりに流出超に転じた。11月は3カ月ぶりに流入超となったが、12月は対ドルで円高が進んだことなどで外債ファンドなどから資金流出が加速したとみられる。
ETFを含めた場合でも12月は496億円の流出超となり、前月の152億円の流入超から反転した。
<債券型グローバルが3カ月連続流出超、純流入額トップは3カ月連続で株式型日本株>
1月7日付のリッパー・データ・リポートによると、リッパー分類別(ETFを除く)で12月の純流出額が最大だったのは「債券型グローバル」で441億円。同分類は10月に07年2月以来20カ月ぶりの流出超に転じた後、3カ月連続で流出超となっている。純流出額は11月の75億円に比べ拡大した。
純流出額2位は「ミックスアセットその他安定型」の275億円。同分類は12カ月連続の流出超。3位は「ミックスアセットその他バランス型」の173億円で、同分類も13カ月連続の流出超となり、株式など複数資産に分散投資するミックスアセット型からの資金流出が続いた。
一方、純流入額が最大だったのは3カ月連続で「株式型日本株」。純流入額は381億円で11月の665億円を下回った。2位は「債券型豪ドル」の233億円、3位は「債券型エマージングその他」の216億円だった。
同リポートによると、11月に16カ月ぶりに流入超に転じた「不動産型グローバル」が純流入額4位になったほか、「株式型中国株」が2カ月連続で流入超となるなど「長く流出が続いていた分類の一部に資金が戻っている」。
<グロソブが流出額トップ、3カ月連続の流出超>
個別ファンド(ETFを除く)の純流出額トップは、国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」62002137JP.LPで311億円の流出超。純資産残高が国内最大の同ファンドは3カ月連続の流出超となった。2位は野村アセットマネジメントの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JP.LPで89億円の流出超。3位はピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」62004937JP.LPで69億円の流出超だった。
一方、純流入額のトップ3はすべて12月に設定された新規ファンドで、1位は新光投信が22日に設定した「新光ブラジル債券ファンド」62006895JP.LPで純流入額は203億円。2位は大和証券投資信託委託が25日に設定した「大和・エネルギーテクノロジー・ファンド(限定追加型)」62006897JP.LPの158億円、3位は東京海上アセットマネジメント投信が26日に設定した「ダイヤセレクト日本株オープン」62006900JP.LPの133億円で、日本株ファンドが並んだ。「フィデリティ・日本成長株ファンド」62002590JP.LPや「さわかみファンド」62002979JP.LPなど大型日本株ファンドにも前月に続き資金が流入した。
リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:03-6441-1600)までお問い合わせください。
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