金融機関は格付け会社への依存を避けるべき=英中銀副総裁
[ロンドン 23日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)のタッカー副総裁は23日、銀行や資産運用担当者は自身の信用状態を自ら判断し、格付け機関への依存を避けるべき、との考えを示した。
タッカー副総裁はゴールドマン・サックス主催の 欧州証券監督局(ESMA)セミナーで、銀行や投資銀行の格付け機関に対する「機械的な(mechanistic)」依存を減らす、もしくはなくすことが当局にとり「非常に重要」とし「常に独自の見解を持つべきだ」と指摘した。
さらに、証券当局は、資産運用担当者の管理において重要な役割を果たすことが可能、との考えを示した。
格付け機関をめぐっては、市場が敏感になっている時期にギリシャやイタリア、フランスの国債を格下げすることでユーロ圏債務危機を悪化させたとの批判が各国政府から出ている。
一方、ESMAのスティーブン・マイジョール会長は、ESMAが格付け判断に干渉することはないと言明。「ESMAは格付け内容や方法に干渉しない。監督機関としてそれ以外の問題に注力することが重要だ」とし、例えば、ガバナンス、独立性、透明性などの問題に対処する必要があるとの考えを示した。
そのうえで、欧州連合(EU)の全ての当局者には格付けに干渉しないという義務がある、と述べた。
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