米金融・債券市場展望=下落か、大幅利下げ観測後退で

2008年 04月 29日 12:57 JST
 
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 [ニューヨーク 28日 ロイター] 29日の米国債市場は、この日から2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが決定されるとの観測が後退しているのを受け、下落する可能性がある。大半の投資家は現在、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が0.25%ポイント引き下げられると予想。また、声明では利下げの休止が示唆される公算があると予想する向きが多い。

 インフレ上昇懸念などを背景に大幅な利下げが行われないとの見通しが強まっていることから、債券利回りが上昇している。ドイツ銀行(ニューヨーク)の主任米国エコノミスト、ジョゼフ・ラボルニャ氏は「金融市場では、一段の利下げ見通しが大幅に後退している」と指摘。「これは2年物ノートで明確になっており、(利回りは)過去5週間で100ベーシスポイント、過去2週間では60ベーシスポイントそれぞれ上昇している」と強調した。

 投資家らが30日のFOMCの政策決定待ちとなる中、29日に大きな影響を与える可能性がある唯一の経済指標はコンファレンス・ボードの4月の消費者信頼感指数だ。ただ、同指数は既に極めて低水準に落ち込んでいるため、債券相場を動かす材料となるのは、予想外に強い内容だった場合に限られる見通し。

 3月の消費者信頼感指数は大幅低下し、5年ぶりの低水準を記録した。BNPパリバは顧客向けの調査ノートで、「2003年のイラク戦争開始など幾つかの単発の出来事を除けば、消費者信頼感指数は現在、1990―91年のリセッション(景気後退)以来の低水準になっている」と説明。「リセッション懸念の高まりや雇用者数の減少に加え、金融市場の問題が解決されていないほか、原油相場が記録的な水準に高騰していることもあり、消費マインドが大きく圧迫されている」との見方を示した。

 ロイターのエコノミスト調査によると、4月の消費者信頼感指数は62(予想平均)と、前月の64.5を下回るとみられている。

 
 

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