アジア通貨動向(5日)=伸び悩み、台湾ドルは3週間ぶり安値
[シンガポール 5日 ロイター] 5日午前のアジア通貨市場では、台湾ドル<TWD=TP>が3週間ぶりの安値をつけた。米雇用統計が予想より良かったことでリスク許容度が回復したものの、インフレがアジア地域に及ぼす悪影響をめぐる懸念が高まり、全般に伸び悩んでいる。
4月の米非農業部門雇用者数は前月比2万人減となったが、減少幅はロイターがまとめた市場予想の8万人減を下回った。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)が目先に追加利下げする必要はないとの見方が広がった。米ドルは横ばいだが、前週の上昇分の大半を維持している。
シンガポールのあるトレーダーは「雇用統計が予想より良かったことから、アジアの新興市場へのセンチメントが改善した」と話している。
ただ、米雇用統計で信頼感が押し上げられたにもかかわらず、その他の要因がアジア市場を圧迫し、アジア通貨の上昇を抑えている。
JPモルガンのアナリストはリサーチノートで「アジア通貨は、上向きのファンダメンタルズとさえない株式市場、中銀の介入とインフレの信頼性との間でそれぞれ板ばさみになっているようだ」と指摘した。
モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のアジア太平洋株指数(日本を除く).MIAPJ0000PUSは0.2%上昇。5日の東京、ソウル、バンコク、マニラ市場は休場。
シンガポールドル<SGD=>は0.1%高の1米ドル=1.3611シンガポールドル。
マレーシアリンギ<MYR=>は序盤の取引で0.1%安の1米ドル=3.1670リンギと、4月16日以来の安値をつけた後、前営業日終値の3.1625リンギに迫る水準までやや値を戻した。
台湾ドル<TWD=TP>は0.2%下げ、3週間ぶりの安値となる1米ドル=30.5040台湾ドル。
インドネシアルピア<IDR=>はやや下げて1米ドル=9234ルピア。
*0257GMT(日本時間午前11時57分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.3610
台湾ドル 30.490
韓国ウォン 1009.50
タイバーツ 31.71
フィリピンペソ 42.34
インドネシアルピア 9235.00
インドルピー 40.63
マレーシアリンギ 3.1625
人民元 6.9952
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