英金融大手4行の上期決算に注目、HSBCなど減益の見通し
[ロンドン 1日 ロイター] 8月4日から始まる週に英大手金融機関4行がそれぞ
れ発表する決算に注目が集まっている。HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が4日発表する上期決算は28
%の減益となる見通し。
ロイター調査によると、HSBCが4日に発表する上期決算の利益は、前年同期比約
40億ドル減の100億ドル超と予想されている。米住宅ローン関連損失の影響が、香港
を中心とするアジア地域や中南米地域での力強い成長を上回ったとみられている。
スタンダード・チャータード(スタンチャート)(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート) が5日に発表する上期決算
は21%の増益となる見通し。一方、バークレイズ銀行(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が7日に発表する上期決
算は36%減益、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が8日に
発表する上期決算は最終損益が赤字となる見込み。
HSBCの上期の米住宅ローン関連の貸倒引当金は約70億ドルに達する見通し。第1
・四半期は32億ドルだった。HSBCは第1・四半期に投資銀行部門の資産について
26億ドルの評価損を計上しているが、当時それを相殺した力強い業績の伸びは、上期決
算で鈍化した可能性があるとみられている。また、HSBCが韓国外換銀行(KEB)
(004940.KS: 株価, 企業情報, レポート)の63億ドルでの買収を継続するかどうかも注目されている。
バークレイズとRBSの決算は、信用収縮や英米経済成長鈍化の影響を大きく受けると
みられている。
ロイター調査によると、バークレイズの上期利益は26億ポンドと、前年同期の41億
ポンドから減少する見通し。第1・四半期に17億ポンドの評価損を計上した同行が一段
の打撃を受けたかどうかや、バークレイズ・キャピタルの業績低迷の程度などに注目が集
まる。
ロイター調査によると、RBSの上期決算は最終損益が12億ポンドの赤字となる見通
し。前年同期は50億ポンドの利益となっていた。
スタンチャートは5週間前に「極めて力強い」上期決算になるとの見方を示しており、
より明るい決算内容が予想される。同行は急成長を遂げる新興国市場へのエクスポージャ
ー、比較的小規模な資産の評価損計上、ホールセール部門の力強い成長などの恩恵を受け
ている。
以下は各行の収益予想(単位は特に記載がない限り百万ポンド、ロイター・エスティメ
ーツのアナリスト予想に基づく)
HSBC H1 2008 H1 2007
Pretax profit (7 analysts) $10,130 $14,159
Pretax profit (company range) $8,949-11,677 $14,159
Dividend (4 analysts) 37c 34c
Dividend (company range) 36-38c 34c
STANDARD CHARTERED H1 2008 H1 2007
Pretax profit (5 analysts) $2,390 $1,980
Dividend (5 analysts) 26c 23c
BARCLAYS H1 2008 H1 2007
Pretax profit (7 analysts) 2,630 4,101
Dividend (4 analysts) 11.5p 11.5p
RBS H1 2008 H1 2007
Pretax profit/(loss) (5 analysts) (1,210) 5,008
Underlying op profit (3 analysts) 4,760 5,106
Dividend (4 analysts) (scrip) 6.4p 10.1p
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