米メリルリンチ、ARSの発行体に買い戻し要請=通信社
[ニューヨーク 20日 ロイター] 20日付のブルームバーグの報道によると、米証券大手メリルリンチMER.Nのブローカーは、米運用会社のパシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)とブラックロック(BLK.N: 株価, 企業情報, レポート)に対して、両社が発行したオークションレート証券(ARS)を買い戻すよう要請した。
メリルリンチのブローカーは現金と同様の安全性を持つ商品としてARSを販売したが、クレジット危機の影響でARS市場は機能不全の状態に陥っており、現在では証券売却はほぼ不可能となっている。
ブルームバーグによると、メリルリンチのブローカーらは、PIMCOとブラックロックに対して電子メールを送り、売ることのできなくなったARSを抱えた投資家から証券を買い戻すように要請した。
メリルリンチは、個人投資家に販売したおよそ100億ドルのARSについて、来年1月から買い戻しを開始すると発表している。ただニューヨーク州のクオモ司法長官は、買い戻しの提案は十分ではないとし、ARSの販売手法をめぐって法的措置をとることもあり得るとしている。マサチューセッツ州も、ARSでメリルを提訴している。
メリルリンチのスポークスマンはコメントを控えた。またブラックロックとPIMCOからのコメントは、現時点では得られていない。
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