UPDATE2: 10月豪就業者数が2カ月連続で増加、来月の追加利上げ観測高まる
[シドニー 12日 ロイター] オーストラリア連邦統計局が12日発表した10月
の雇用統計によると、就業者数は季節調整済みで前月比2万4500人増加した。増加は
2カ月連続。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が来月の政策会合で追加上げ
を実施するとの観測が高まった。
雇用統計を受け、市場では90%の確率で来月に追加利上げある可能性が織り込まれ、
豪ドルAUD=相場が上昇。対主要通貨で1年3カ月ぶりの高値をつけた。
RBAの政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートは現在3.50%。次回の
政策会合で追加利上げに踏み切った場合、RBAとしては初の3回連続での利上げとな
る。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の市場経済部門を率いるロブ・ヘンダーソ
ン氏は、10月の雇用統計で就業者数が2カ月連続で増加したことについて「増加が1カ
月のみの場合は割り引いて考える必要があるが、2カ月連続となると、一種のトレンドの
様相を呈し始める」と述べた。
その上で「RBAにとって、景気減速が当初の予想ほど深刻ではなかったとの新たな証
拠となる」とし、「追加利上げの新たな理由ができた。12月に25ベーシスポイント
(bp)の利上げがあるとのわれわれの予測は妥当だ」と述べた。
RBAは10月の政策会合で利上げに踏み切り、日米欧に新興国を加えた20カ国・地
域(G20)の中央銀行としては、昨年の金融危機後、初めて金融引き締めに動いた。そ
の後、前週の政策会合でも追加利上げを実施し、オフィシャル・キャッシュ・レートを
3.50%に引き上げている。
RBAが12月の政策会合でもさらに利上げを実施するかどうか、アナリストの意見は
これまで分かれていたが、この日の10月の雇用統計発表で様相が変わった。ロイヤル・
バンク・オブ・スコットランド(RBS)のエコノミスト、フェリシティー・エメット氏
は雇用統計について「12月に25bpの利上げが実施されることを明確に示すものだ。
RBAは当然、危機対策をさらに解除していく意向を持っているはずだ」と述べた。
雇用統計によると、10月の失業率は5.8%と前月の5.7%から若干上昇した。
ただ、豪州の失業率は今年3月以降、この水準で比較的安定的に推移してきた。失業率が
10.2%まで上昇している米国とは対照的だ。
RBAは、豪州の失業率は数カ月前に予測されていた水準よりもはるかに低い水準でピ
ークアウトすると予想している。政府も今月に入り、失業率は6.75%でピークアウト
するとの予想を発表。これまでの8.5%まで上昇するとの予想を修正した。
ロイターがまとめたエコノミスト調査では、10月の就業者数は1万人減、失業率は
5.8%と予想されていた。
10月の就業者数の増加の内訳は、フルタイム雇用者数が2900人、パートタイム雇
用者数が2万1500人だった。
10月 9月 08年10月
失業率(%) 5.8 5.7 4.4
就業者数(百万人) 10.832 10.807 10.815
原文参照番号[nSYU009035] [nSYD490561](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時
間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nSYU009035] [ID:nSYD490561]でご覧
になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.




日本
米国