上値試す展開、FOMCなどに注目=今週の米国株式市場
[ニューヨーク 14日 ロイター] 15日からの週の米国株式市場は、一連の経済指標や米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で景気回復が順調に進んでいることが示されるかどうかが注目されるなか、上値を試す展開になる見通し。
第4・四半期の決算シーズンに落ち込んでいたS&P総合500種.SPXは1月中旬の水準に回復し、前週11日には終値ベースで1年5カ月ぶりの高値をつけた。ただ、S&Pが節目となる1150の水準を維持したのは一時的で、12日にはこの水準をわずかに下回って終了しており、強気筋と弱気筋の間で綱引きとなる展開が見込まれる。
ローゼンブラット・セキュリティーズのマネジングディレクター、ジョセフ・ベナンティ氏は、S&Pが1150の水準を上抜けた場合、1175や1200の水準まで上昇する可能性があると指摘した。
この週の注目イベントは、16日のFOMC。連邦準備理事会(FRB)は政策金利をゼロ付近に据え置くとともに、「長期間(extended period)」低金利を維持する方針をあらためて示す見通し。
FRBは前月、公定歩合を引き上げており、投資家は、金融引き締めの開始時期を示すような文言の変更があるかどうかに注目するとみられる。
経済指標では、3月のニューヨーク州製造業業況指数、2月の景気先行指数、住宅着工件数、卸売物価指数、消費者物価指数、新規失業保険週間申請件数などが発表される予定。
また、この週には上院銀行委員会のドッド委員長(民主党、コネチカット州)が自身の金融規制改革法案を明らかにする見通しであり、こちらにも注目が集まる見通し。上院では前週、金融規制改革法案をめぐる超党派の協議が行き詰まり、改革実現の見通しが不透明な情勢となった。改革をめぐり、さらなるこう着状態の兆しが見られた場合、株式市場の支援材料になる可能性がある。
15日からの週の米株市場では前週に続き、金融株が上げ幅を拡大する可能性がある。前週、金融株はシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)とバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の楽観的なコメントを受けて買われた。ショートカバーの動きや、金融規制改革が難航する可能性なども支援材料となった。S&P金融指数は4週連続で上昇している。
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