中国の欧州企業は事業障壁に直面、移転は踏みとどまる=財界団体報告書
[北京 2日 ロイター] 在中国の欧州連合商工会議所(中国欧盟商会)が公表した年次報告書によると、欧州企業は、中国の事業環境について、より困難になっているとの見方を示しながらも、他国への移転は踏みとどまっている。
同会議所のプレジデント、ジャック・ドゥ・ボワセソン氏は記者会見で、同会議所の会員約1400社の中には、現地企業と対等に競えないとの理由から移転を考えた企業もあると明らかにした。
一方、こうした動きはまだ現実になっていないとし、その理由として「当会議所の会員企業は中国市場に関心があって中国にいる」との見方を示した。また「中国の事業環境には、他国と比べて製造業の競争力向上につながる利点も多い」と述べた。
同会議所は報告書で、中国市場への平等なアクセスをあらためて求めるとともに、中国政府による規制改革への取り組みは後退していると主張。
「オープン、公正かつ透明で予見可能な市場」が必要とし、市場へのアクセスや競争環境の改善は中国にとってよりバランスのとれた成長モデルへの移行の一助となる、との見方を示した。
ドゥ・ボワセソン氏は、力強い成長が見込まれる中国への投資をやめるべきではないとした一方、企業は直面する事業障壁によって利益が圧迫されることを懸念していると指摘。「中国政府は政策に注意を払う必要があり、将来的に投資が減少するリスクがある」と述べた。
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