東南アジア株式=上昇、大型M&A背景に金融株と通信株買われる

2008年 02月 4日 21:28 JST
 
記事を印刷する |

 [シンガポール 4日 ロイター] 週明け4日の東南アジア株式市場は上昇した。大型で世界的な企業買収が相次いだことが地域市場を押し上げ、シンガポールのUOBバンク(UOBH.SI: 株価, 企業情報, レポート)など金融株やインドネシアのテルコムTLKM.JKなど通信株の値上がりを促した。

 シンガポール市場.FTSTIは2.30%高。UOBバンク(3.2%高)が上昇を主導した。ジャカルタ市場.JKSEは2.07%高。クアラルンプール市場.KLSEは1.90%高。マニラ市場.PSI は0.89%高で終了。バンコク市場.SETIは0.09%高。ベトナム市場.VNIは祝日で休場だった。

 米マイクロソフトMFTS.Oの米ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)に対する買収提案、中国アルミ(チャルコ)(2600.HK: 株価, 企業情報, レポート)(601600.SS: 株価, 企業情報, レポート)の親会社、中国アルミ業公司(チャイナルコ)と米アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)によるリオ・ティント(RIO.AX: 株価, 企業情報, レポート)(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)の株式取得が世界の合併・買収(M&A)情勢を活性化させ、また世界の株価への期待を高めた。

 シンガポール市場ではDBSグループ・ホールディングス(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)が1.6%高。同行が台湾の宝華銀行の優良資産を引き継ぐと発表したことが好感された。ドイツ銀行は、大中華圏(グレーター・チャイナ)市場でDBSが勢力を拡大する上で宝華銀行の買収は役立つだろうと述べた。

 シンガポール航空(SIAL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は4%近く上昇。四半期の営業利益が51%増と予想を上回ったことで買われた。

 ジャカルタ市場ではテルコムTLKM.JKが4.3%高。携帯電話市場の力強い成長見通しに押し上げられた。インドネシア政府は4日、携帯電話の接続料を4月1日から20―40%引き下げると発表。同国の携帯電話利用者の増加につながる可能性がある。

 バンコク市場では建設株と銀行株が上昇。タイのサマック新首相が、インフラ事業への支出を3倍に増やす方針を示したことが背景。建設大手イタリアン・タイ・デベロップメントITD.BK は5%高、サイアム・セメントSCC.BK は2.83%高。銀行株ではクルンタイ銀行KTB.BKが2%上げた。

 クアラルンプール市場では銀行最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)(MBBM.KL: 株価, 企業情報, レポート)が2.5%高。アジア地域で幅広く金融株が買われたことが背景。

 
 

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ

ファクトボックス

UOBH.SI
現値:
前日比:
Up/Down:
 

株価検索

会社名銘柄コード

ロイターオンライン調査

Photo
事業規模11兆円は十分な規模。定額減税も盛り込み評価できる。
減税などの対策で国の借金が増えるようであれば逆効果。「安心実現」とは言いがたい。
不十分。政府にはもっと予算をつぎ込んで追加的景気対策を講じて欲しい。