住宅価格の一段の下落でクレジット問題拡大の可能性=米ボストン地区連銀総裁
[ニューヨーク 29日 ロイター] 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は29日、バランスシート上の問題は今のところ大手金融機関に限られているが、住宅価格が一段と下落すれば拡大する可能性があるとの見方を示した。
総裁はシカゴ大学が主催するフォーラムで「バランスシート上の問題は主に、複雑な金融商品へのエクスポージャーがあるいくつかの金融機関に限られているが、さらに拡大するリスクがある。住宅価格が大幅に下落すれば、特にその可能性が高まる」と述べた。
これまでのところ、中小企業からはクレジットの状況について「不満は出ていない」とし、リスクの高いサブプライムローン(信用度の低い借りて向け住宅ローン)市場などへのエクスポージャーが少ないことを理由に挙げた。
総裁は連邦準備理事会(FRB)の金融政策について「金利が低下すれば、住宅価格はより高くなる可能性が高い。これにより差し押さえ率が低下し、住宅市場の問題が一段と拡大するとの懸念が一部緩和されるだろう」と語った。
ただ、金融政策はクレジットセクターの問題に対する「万能薬」ではないとし、解決には金融、規制、財政による手段の組み合わせが有効との考えを示した。
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.




総合経済対策:

