欧州株式市場=大幅下落、米景気見通しや大手銀の評価損計上への懸念で

2008年 02月 16日 04:25 JST
 
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 [ロンドン 15日 ロイター] 欧州株式市場は大幅下落となった。米経済の先行きや大手銀行による追加評価損計上への懸念が高まったことが背景。

 FTSEユーロファースト300種指数は26.20ポイント(1.96%)安の1309.34。銀行株が大きく売り込まれる一方で、食品や薬品などディフェンシブ銘柄の一角に買いが向かった。

 DJユーロSTOXX50種指数は78.61ポイント(2.07%)安の3719.28。

 仏銀ナティクシス(CNAT.PA: 株価, 企業情報, レポート)は11%安で引けた。クレジット関連で10億ユーロ(15億ドル)を超える評価損の計上を明らかにしたことが嫌気された。

 スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は3.8%安。シティグループがリポートで、UBSは一段の評価損計上の可能性があるとの見通しを示した。週足では約12%の下落となった。

 2月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が予想を下回ったほか、2月のニューヨーク州製造業業況指数は2003年4月以来の低水準となった。また、シティ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)は傘下のヘッジファンドの解約を凍結。米家電小売大手ベスト・バイ(BBY.N: 株価, 企業情報, レポート)は利益見通しを引き下げた。

 フォルティスのストラテジスト、フィリップ・ガイセルス氏は「米経済が徐々に景気後退に向かい、世界経済も減速しつつあるという兆候だ」との見方を示したうえで「上昇したところで売り、株式へのエクスポージャーをニュートラルかアンダーウエートにすることを推奨する」と述べた。

 銀行株は全面的に売られ、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、ソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード・チャータード銀行(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.3─4.1%安となった。

 ドイツポストバンク(DPBGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は買収観測を背景に2.8%上昇した。

 ディフェンシブ銘柄が買われ、製薬大手グラクソスミスクライン(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)が1%高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)が株式を一部取得したことが材料視された。食品大手キャドバリー(CBRY.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.9%高。

 
 

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