金利水準は景気刺激に十分、利下げは万能でない=米フィラデルフィア地区連銀総裁

2008年 04月 19日 03:05 JST
 
記事を印刷する |

 [フィラデルフィア 18日 ロイター] 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は18日、これまでに実施した利下げの効果が表れることから、現在のフェデラルファンド(FF)金利は景気を後押しするのに十分な低水準にあるとの認識を示した。

 同時に、利下げが経済における大半の問題を解決するとみなすことに対し警鐘を鳴らした。

 総裁は講演で、実質FF金利が2003─04年以来初めてマイナスとなったと指摘し、その「緩和的な」水準が「経済成長を長期的トレンドに回復させる市場の力を支える」と述べた。

 その一方で、現在の混乱を踏まえれば経済成長を予想するのは困難であり、金融収縮が「この先、成長を抑制する可能性がある」との認識を示した。

 金融の混乱により利下げ効果が弱まっている場合に「保険」として一段の利下げを支持する見方については「そのような追加緩和の適切な水準を判断することは困難だ」と述べた。

 講演後の質疑応答では「景気の減速によりインフレ圧力が鈍化する保証はない」との見方を示した。

 利下げを万能薬とみなすことは「危険な誤解だ」としたうえで「金融政策の役割は自国通貨の購買力の安定を確保し、市場がインフレによりゆがめられないようにすることだ」と語った。

 さらに、エネルギー・食品価格の上昇が全般的な価格圧力につながり、インフレ期待を上昇させる可能性があると警告。単発的な物価に及ぼすショックではなく、より広範囲での価格上昇を懸念していると述べた。

 
 

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ

株価検索

会社名銘柄コード

ロイターオンライン調査

Photo
麻生太郎自民党幹事長
小沢一郎民主党代表
小泉純一郎元首相
岡田克也元民主党代表
小池百合子元環境相
その他・該当者なし