英中銀、準備預金残高目標の上限引き上げへ
[ロンドン 2日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は2日、準備預金残高目標の上限を5月8日から引き上げると発表した。流動性需要に対応する上で一段の柔軟性を持たせることが目的。
信用収縮により短期金融市場からの資金調達が困難となる中、金融機関は準備預金を積み増すことで、緊急に手元資金が必要となった際の市場への依存度を下げることが可能となる。
英中銀は25億ポンド(49億6000万ドル)もしくは、金融機関が市中から集めたポンド建て預金残高の5%のうちいずれか高い方を準備金の目標上限とする。従来の上限は10億ポンドもしくは預金残高2%のうちいずれか高い方だった。
この変更について英中銀は「過去数カ月に準備制度に参加する金融機関が設定する準備目標が引き上げられていることや、今後数カ月間の引き上げの可能性を勘案した」と述べた。
インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショウ氏は「流動性をめぐる不透明性を考慮すると、金融機関は中銀に預け入れる準備金の額を引き上げることが好ましいと考えている」と指摘。「準備預金残高目標を引き上げることにより、商業銀行は一段の柔軟性を確保できるようになる」との見方を示した。
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