UPDATE7: G7後の会見での各国当局者発言要旨
[ワシントン 11日 ロイター] 7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の各国当局者の発言要旨は以下の通り。
●外国為替
◎ポールソン米財務長官
われわれの強いドルへのコミットメントを、強い調子で再度述べる。長期的なファンダメンタルズは強固で、このことが通貨の価値に反映されていくだろう。
(G7での)各国財務相の見方は、為替相場が経済ファンダメンタルズを反映している方が良いというものだと思う。中国が今、市場で決定される為替レートを導入する用意があるとは誰も考えていないと思う。しかし引き続き進展させていくとは考えている。
過去3―4カ月の人民元の上昇を見ると、中国は進展しており、G7の場で指摘され評価された。
◎トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁
個人的にはこのテーマに決してコメントしない。非常に敏感な問題だ。
(G7の為替声明をどう理解すればよいかとの質問に対し)詩のようなものだ。それ自体が物語っている。
◎パドアスキオッパ伊経済財務相
為替に関するG7声明の文言の今回の変更は、過去数年間見られなかった懸念を反映している。
米国の問題は貯蓄率が低過ぎることだ。
外国為替市場の現在の混乱は世界的な不均衡是正過程の一部だ。
◎ラガルド仏経済財務雇用相
為替についての項目は2004年のボカラトンでのG7会議以降全く変わっていなかった。従って、今回初めて変更され、東京での前回会合以降に市場で起きた変化を明確に反映している。しかし、困難ではなかった。
(ドル安についてどの程度懸念しているかとの質問に対し)今回の為替に関する協調した文言が役立つことを期待している。
●金利
◎トリシェECB総裁
(ECBが金融政策と流動性対策という2つの異なった任務をどのように遂行しているかを説明する中で)4%(の政策金利水準)は中期的に物価安定に貢献する。
(ECBが利下げするという暗黙の合意がG7声明の為替に関する言及につながったのかとの質問に対し)そうしたことはまったくない。
●金融市場の混乱
◎ポールソン米財務長官
昨年8月以降、金融市場の緊張が続いている。市場でリスクの評価や再評価が行われており、この期間はいつも困難な状態だ。この先もさらに問題が待ち構えているかもしれない。この時期のわれわれの取り組みにおける最重要課題は、実体経済への影響を抑えることだ。
◎ウェーバー独連銀総裁
(金融市場の)調整の主な部分が終わったことを示す最初の心強い兆候が見られる。若干の光明が地平線に見えている。
しかし、後退の可能性も決して除外できない。
2007年全体と08年第1・四半期の損失の合計は約2250億ドルだ。約300億ドルがドイツ(の銀行)の分だ。
◎カーニー・カナダ中銀総裁
カナダ国内の緊張は大半の主要国ほど切迫していない。
カナダの状況は偶然の産物ではなく、われわれの金融システムの非常に力強いファンダメンタルズの賜物だ。
◎パドアスキオッパ伊経済財務相
悪いニュースはまだすべて出尽くしていない。
(それはイタリアやユーロ圏の他の国が関係する金融危機が起こるという意味かとの質問に対し)分からない。警戒する必要がある。米国で起きたことは予測されていなかった。
●米国経済
◎ポールソン米財務長官
米国の長期的な経済見通しには自信がある。しかし住宅市場の調整、そして高水準のエネルギー価格と金融市場の混乱は、経済成長を圧迫している。かなりの短期的な下振れリスクを考慮し、われわれは措置を講じている。
◎パドアスキオッパ伊経済財務相
G7ではだれもリセッション(景気後退)について言及しなかった。
●市場混乱に対応した協調行動
◎ポールソン米財務長官
国際的な協力と協調は見事だった。世界的な課題に対応し強固な措置を講じるため、われわれは緊密に取り組み、今後も取り組み続ける。(米大統領直属の作業部会は)国外の当局者、財務相、中央銀行と金融安定化フォーラムを通じて金融市場の問題に緊密に取り組んでいる。共に取り組むことで、市場規律の強化、リスク管理の向上、資本市場の効率性と安定性を向上することができる。
◎トリシェECB総裁
われわれはまた、金融機関は100日以内にリスク管理慣行を強化し、ストレステストを行うべきだと述べた。
◎フレアティ・カナダ財務相
米国が景気減速と金融混乱の震源地だが、カナダを含め、G7諸国で影響を免れられる国はない。
問題が一夜にして消えることはないが、多くの国でとられた大規模な行動と、われわれすべてがきょうここで合意した取り組みが相まって、短期、長期ともに有意義な結果が出てくるだろう。
◎ラガルド仏経済財務雇用相
われわれは具体的な提案を手に今回のG7を終了する。その意味では本当によく協力したし、今後もともに行動する決意でいる。100日以内に実行すること、300日以内に実行することを示す特別なカレンダーがある。
(それぞれの国で問題解決法が異なることに関し)拘束衣もフリーサイズの服もない。われわれは手段の規定ではなく、目的の達成が重要との認識で一致した。
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