UPDATE1: 欧州委がスロバキアの09年ユーロ導入を勧告、ECBはインフレを懸念
[フランクフルト/ブリュッセル 7日 ロイター] 欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、スロバキアの2009年1月のユーロ導入を勧告した。
欧州委は「スロバキアがユーロ導入の条件を満たしているとの結論を下した」との声明を発表した。インフレや金利、財政赤字、債務や通貨安定といったユーロ圏参加に必要なすべての条件が整っているとの見解を示した上で、持続的なインフレ抑制が最大の課題であると指摘した。
7月のEU財務相理事会が承認すれば、2004年以降のEU新規加盟国中でスロバキアは、スロベニア、キプロス、マルタに次ぐユーロ導入国となる。また、この会合でスロベニアの通貨クラウンとユーロの交換レートが決定される。
スロベニアのフィコ首相は7日、できる限り強いレートを目指す姿勢をあらためて表明。同首相の発言を受けて、クラウンは対ユーロで32.040クラウンの最高値を更新した。
ロイター調査によると、市場の交換レート予想は1ユーロ=32.50クラウンとなっている。
一方、欧州中央銀行(ECB)は、スロバキアのユーロ導入が実現した場合、より長期にわたりインフレを抑制することができるかどうか「相当な懸念」がある、との見解を示した。
3月時点のスロバキア経済を評価した場合、インフレや財政状況、通貨の安定性、金利の各項目において、ユーロ導入の条件を満たしているとしながらも、ユーロを導入した場合にインフレの加速を回避できるかどうかが問題だと指摘した。
ユーロ導入によって独自に金利や通貨価値の調整ができなくなるが、そういう環境下でインフレ加速を回避しようとするなら、財政赤字削減を急ぎ、賃金上昇を抑制することなどが必要だとしている。
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