米金融・債券市場=上昇、金融セクターめぐる懸念で質への逃避買い
*終値の表はこの後送信されるリポートで付け加えます。
[ニューヨーク 14日 ロイター] 米金融・債券市場は上昇。金融セクターをめぐる懸念が再燃するなか質への逃避買いが入った。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げするとの観測は後退した。
米当局が13日、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)といった政府系住宅金融機関(GSE)に対する支援策を発表するなか、金融システムに対する不安は根強かった。
大手住宅ローン会社インディマック・バンコープIMB.Nは11日に業務停止し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれた。金融の安定や先行きのモーゲージ市場に対する懸念から、この日は金融株が売られ、ナショナル・シティ・コープ(NCC.N: 株価, 企業情報, レポート)やワシントン・ミューチュアル(WM.N: 株価, 企業情報, レポート)などの下げがきつかった。
市場では、ベアー・スターンズ問題以降、広がっていた金融各社に対する楽観的な見方は後退したとの指摘が聞かれる。
BNPパリバ(ニューヨーク)のシニアエコノミスト、リチャード・アイリー氏は「金融システムは資金問題に直面しており、実体経済にとってのクレジットひっ迫はまだ解決していない状況。ベアー問題は当初考えられていたような(問題の)終わりの始まりではなく、始まりの終わりとみる向きが多くなっている」と述べた。
指標10年債<US10YT=RR>は29/32高、利回りは3.86%と前週末の3.97%から低下。利回りの低下幅は過去1カ月間で最大。
2年債<US2YT=RR>は9/32高、利回りは2.46%と前週末の2.62%から低下。
ストーン&マッカーシー(ニュージャージー州プリンストン)の市場アナリスト、ジョン・カナバン氏は、金融セクターの問題はまだ解決しておらず「したがって安全資産としての米国債への買いは継続し、その規模は大きくなるだろう」とした。
金融システムが引き続き困難に直面するとみられるなか、FRBによる早期利上げ観測も後退。短期金利先物が織り込む8月の利上げ確率はごくわずかで、12月までの利上げ確率も完全ではなくなった。
5年債<US5YT=RR>は18/32高、利回りは3.17%と前週末の3.29%から低下。
30年債<US30YT=RR>は1─18/32高、利回りは4.45%で前週末の4.55%から低下した。
Tボンド先物9月限3USU8は28.50/32高の116─23.50/32。
Tノート先物9月限3TYU8は17.50/32高の114─31/32。
<スワップスプレッド>
July 14 July 11 July 10 July 9 July 8 July 7 July 3
2-YR 91.75 87.75 94.00 93.00 95.00 99.75 99.50
3-YR 102.50 99.25 103.00 102.75 106.50 111.00 110.25
5-YR 91.75 89.75 93.75 93.50 97.25 102.00 99.75
10-YR 69.50 68.00 70.75 70.25 74.25 78.25 75.75
30-YR 43.00 42.00 44.75 45.50 49.25 53.00 50.75
原文参照番号[nN14583371](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した
記事でも380日以内であれば[ID:nN14583371]でご覧になれます。なお、契約の内容に
よっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.





