NY外為市場=ドルが対ユーロで上昇、原油下落やユーロ圏経済の失速などで
ドル/円 終値 110.49/52
始値 110.42/48
前営業日終値 109.80/82
ユーロ/ドル 終値 1.4688/89
始値 1.4730/32
前営業日終値 1.4798/02
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[ニューヨーク 15日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場で、ドルが対ユーロ
で6カ月ぶりの水準に上昇。原油の一段安や、ユーロ圏経済が失速を示す一方で米景気減
速が底入れしつつあるとの見方が広がったことが要因となった。
RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジスト、デビッド・ワット氏は「
複数の国の指標や見通しを再評価した結果、米経済は比較的改善して見え、ドルはそれに
反応している」と指摘した。
8月のニューヨーク州製造業業況指数は予想外のプラスとなった。7月の米鉱工業生産
指数や8月の米ミシガン大消費者信頼感も上昇した。
一方で、前日に発表されたユーロ圏の第2・四半期域内総生産(GDP)は1995年
の統計開始以来初めて前期比でマイナス成長となった。
今週はイングランド銀行(英中央銀行)も経済成長に対するリスクは引き続き下向きと
の見方を示した。日本の4─6月期の成長率もマイナス0.6%と、今景気拡大局面が始
まる以前の01年7─9月期以来の大幅なマイナスとなった。
終盤の取引で、ユーロ/ドルEUR=は0.9%安の1.4681ドル。ロイターデータ
によると、2月以来の安値となる1.4660ドルをつける場面もあった。週間ではドル
は対ユーロで約1.7%上昇した。
主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは
0.7%高の77.183。一時、7カ月ぶり高水準である77.268をつけた。
ドル/円JPY=も一時、110.66円と7カ月半ぶり高値をつけた。ドルは対ポンド
でも上昇し、ポンド/ドルGBP=は一時、約1.85ドルと2年ぶり安値をつけた。
前出のワット氏は「ドルをめぐる基調的状況はかなり大きく変化した」とし「弱気相場
が終わったという感じがいったん広がれば、かなり急速な動きとなるだろう」と述べた。
ゴールドマン・サックスは前日、過去10年にわたる対ドルでの弱気スタンスを放棄す
るとの調査リポートを公表。ユーロ/ドルは今後3カ月で1.45ドルに、向こう1年で
は1.40ドルに下落すると予想した。
商品(コモディティ)価格の下落は、2008年下半期の米経済見通しをめぐる懸念緩
和につながり、ドルを支援した。
BNPパリバのアナリストは、豪ドル・ポンド・ユーロに対する米ドルの上昇は過剰に
長期化しているとの見方を示し「目先の調整リスクが高まっていることから、米ドルの買
い持ちには警戒を促す」とノートで述べた。
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