ユーロ圏金融・債券市場・終盤=下落、株高で逃避買い後退
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 96.500 (‐0.020) 2.139(2.184)
独連邦債2年物 2.224(2.202)
独連邦債10年物(12月限) 121.41 (+0.07) 3.276(3.285)
独連邦債30年物 3.776(3.780)
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[ロンドン 27日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は利回りが小幅上昇した。
独連邦債10年物と30年物利回りは一時約3年ぶりの水準に低下したが、世界的に株高
となるなか安全資産としての債券への逃避買いが後退し押し戻された。
米市場が感謝祭の祝日で休場だったため、様子見気分が強く薄商いとなった。
RIAキャピタルマッケーツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は
「株高を背景に債券はやや下落したが、明確な方向性にかける展開だった」と述べた。
独連邦債2年物EU2YT=RR利回りは2.6ベーシスポイント(bp)上昇し、
2.233%となった。
同10年物EU10YT=RR利回りは約1bp上昇し3.288%。一時、3年ぶりの低水
準となる3.26%をつけた。
2・10年債利回り格差はやや縮小し106bpとなった。
1621GMT時点で、独連邦債先物12月限FGBLc1は3ティック安の121.31
となった。
インフレリスク後退を背景に、独連邦債30年物EU30YT=RR利回りは一時、約3年ぶ
りの水準となる3.736%に低下した。
30年物スワップ金利EURAB6E30Y=も10年超ぶりの水準となる3.554%に低下。
株による損失を相殺するため、ファンド勢による長期固定金利の需要が急拡大している
ことが背景。
欧州委員会がこの日発表した11月のユーロ圏景況感指数は約15年ぶりの水準に落ち
込んだ。これを受け、欧州中央銀行(ECB)が来週12月の理事会で50bp以上の利
下げを実施するとの観測が強まった。
ロイターが集計したアナリスト予想では、50bp利下げする公算が大きいとみられて
いる。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)先物は、市場が75bp利下げの確率
を完全に織り込んでいるほか、非常に低い確率ではあるものの100bp利下げの確率を
織り込んでいることを示した。
12月の理事会では、ユーロ圏経済成長に関するECBのスタッフ予想も発表される。
アナリストは、08─09年の成長・インフレ見通しが下方修正されると予想している。
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