欧州株式市場=大幅続落、景気懸念が銀行・エネルギー株を圧迫
[ロンドン 6日 ロイター] 欧州株式市場は大幅続落。欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中銀)による利下げにも関わらず、景気後退懸念に圧迫され、銀行・エネルギー株を中心に売りが出た。
ECBはこの日の理事会で、予想通り50ベーシスポイント(bp)利下げした。これにより、政策金利は2年ぶり低水準となった。一方、英中銀は予想を大幅に上回る150bpの利下げに踏み切った。1981年以来の大幅な利下げ幅となったが相場の支援材料とはならなかった。
複数のセクターで大型株が売られた。金融HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%安、通信ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)は7.8%安、石油BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は約6%安、フランス電力公社(EDF)(EDF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は6.3%安。
FTSEユーロファースト300種指数は55.11ポイント(5.78%)安の898.13。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは168.61ポイント(6.22%)安の2542.04。
銀行株の下げがとりわけ目立った。利下げに支援されるとみられていたものの、景気懸念に圧迫された。
UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は約8%安、サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)は6%安、クレディスイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)はが約7%安。
他の金融株では、ヘッジファンド大手マン・グループ(EMG.L: 株価, 企業情報, レポート)が31.2%安。顧客によるファンドの清算が進む可能性をめぐる懸念が背景。
アクサ(AXAF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は9.2%安。資産管理部門の不振が響き1─9月期が減収となったことを嫌気した。
トリシェECB総裁は利下げを決定した理事会後の会見で、年内の追加利下げの可能性を示唆した。総裁はインフレリスク低下の見込みを示したが、相場の押し上げ材料にはならなかった。
ウィリアムズ・ドゥブローのリサーチ主任、ジム・ウッドスミス氏は、英中銀による予想外に大幅な利下げについて「今回の決定は前例がないもので、市場は当面混迷するだろう。ある意味で(利下げは)朗報だが、身動きがとれない状況を確認する格好となった」と述べた。
石油株はロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)とレプソル(REP.MC: 株価, 企業情報, レポート)が約7%安、トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が5.9%安。
銅相場の下落を背景に、鉱山のリオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)は約14%安。ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)は20%超安。上半期利益が24.7%減となったことを嫌気した。
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