欧州市場サマリー(6日)
1445GMT 5日
ユーロ/ドルEUR= 1.2854 1.2950
ドル/円JPY= 98.300 98.560
ユーロ/円EURJPY= 126.36 127.67
6日終値 前営業日終値
株 FT100 4272.41(‐258.32) 4530.73
クセトラDAX 4813.57(‐353.30) 5166.87
金 現物午後値決め 754.50 753.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 96.315 (+0.050) 2.570(2.649)
独連邦債2年物 2.396(2.511)
独連邦債10年物(12月限) 117.62 (+0.55) 3.695(3.772)
独連邦債30年物 4.332(4.356)
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<為替> ユーロが対主要通貨で下落。欧州中央銀行(ECB)は50ベーシスポイン
ト(bp)の利下げを決定したが、より大幅な利下げを期待していた投資家が失望した。
<株式> ロンドン株式市場は急続落。指数は5.7%低下した。イングランド銀行
(英中銀)が予想外の1.5%利下げを行ったにもかかわらず投資家の不安は根強く、
下げ止まらなかった。
利下げ発表後は一時的に買いが入ったものの、その後投資家の間で、金融危機が経済に
どの程度悪影響を及ぼすかが材料視され、再び売り優勢となった。
優良銘柄は年初以降、価値にして約34%を失った。クレジット危機が世界の成長にブ
レーキをかけつつ、金融システムに多額の損失をもたらしている。
バークレイズのストラテジスト、ヘンク・ポッツ氏は「(大幅利下げは)長期的にみて
明らかに好材料だが、くしくも経済が足元、絶望的な状況にあることを示している。当局
は事態の好転に向け歴史的に思い切った行動をとるよう迫られている」と述べた。
銀行株の下げが目立ち、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズTSB
(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)に売りが出た。
ドル高が金属価格を圧迫するなか、リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)が
安い。ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)は20.5%急落。上半期の利益は24.7%減少
した。
ヘッジファンド大手マン・グループ(EMG.L: 株価, 企業情報, レポート)も31.2%急落。4─9月期の税引き前
利益は前年同期比24%減の6億2200万ドルになった。投資収益に応じて支払われる
手数料の減少や償却費の計上が響いたという。
欧州株式市場は大幅続落。欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中銀)
による利下げにも関わらず、景気後退懸念に圧迫され、銀行・エネルギー株を中心に売り
が出た。
ECBはこの日の理事会で、予想通り50ベーシスポイント(bp)利下げした。これ
により、政策金利は2年ぶり低水準となった。一方、英中銀は予想を大幅に上回る150
bpの利下げに踏み切った。1981年以来の大幅な利下げ幅となったが相場の支援材料
とはならなかった。
複数のセクターで大型株が売られた。金融HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%安、通信ボーダ
フォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)は7.8%安、石油BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は約6%安、フランス電力公社(EDF)
(EDF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は6.3%安。
FTSEユーロファースト300種指数は55.11ポイント(5.78%)
安の898.13。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは168.61ポイント(6.22%)
安の2542.04。
銀行株の下げがとりわけ目立った。利下げに支援されるとみられていたものの、景気懸
念に圧迫された。
UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は約8%安、サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)は6%安、クレディスイス
(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)はが約7%安。
他の金融株では、ヘッジファンド大手マン・グループ(EMG.L: 株価, 企業情報, レポート)が31.2%安。顧客に
よるファンドの清算が進む可能性をめぐる懸念が背景。
アクサ(AXAF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は9.2%安。資産管理部門の不振が響き1─9月期が減収となった
ことを嫌気した。
トリシェECB総裁は利下げを決定した理事会後の会見で、年内の追加利下げの可能性
を示唆した。総裁はインフレリスク低下の見込みを示したが、相場の押し上げ材料にはな
らなかった。
ウィリアムズ・ドゥブローのリサーチ主任、ジム・ウッドスミス氏は、英中銀による予
想外に大幅な利下げについて「今回の決定は前例がないもので、市場は当面混迷するだろ
う。ある意味で(利下げは)朗報だが、身動きがとれない状況を確認する格好となった」
と述べた。
石油株はロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)とレプソル(REP.MC: 株価, 企業情報, レポート)が約7%安、トタル
(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が5.9%安。
銅相場の下落を背景に、鉱山のリオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、エク
ストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)は約14%安。ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)は20%超安。上半期利
益が24.7%減となったことを嫌気した。
<ユーロ圏債券> 続伸。欧州中央銀行(ECB)が50べーシスポイント(bp)の
利下げを決定し、トリシェ総裁が追加利下げの可能性を示唆したことを受け、金利先物も
上昇した。
ECBはこの日の理事会で予想通り政策金利を50bp引き下げ、3.25%とした。
イングランド銀行(英中央銀行)の予想外の大幅利下げも債券相場を支援した。英中銀
は予想を大きく上回る150bpの利下げを実施。今回の利下げで英金利は3.0%と、
過去50年超で最も低い水準になった。
スイス国立銀行(中銀、SNB)も6日、政策金利を50bp引き下げた。
ECBの利下げについては、50bpを上回る利下げを予想していた市場関係者の間で
失望的との声も聞かれた。金利先物市場では75bpの利下げも織り込まれていた。
1520GMT時点で、独連邦債2年物EU2YT=RR利回りは6.3bp低下し
2.447%。同10年物EU10YT=RR利回りは5.3bp低下し3.711%。
独連邦債先物12月限FGBLZ8は37ティック高の117.44。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)は、12月に50bpの追加利下げが
実施される確率を織り込んでいる。
バンク・オブ・アメリカの首席エコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、EC
Bが50bpの利下げに加え、追加利下げの可能性を示唆したことについて「定石通りの
手を打った」と指摘。弱い経済指標やインフレの急速な低下を踏まえると、必ずしも意外
な対応ではないとの見方を示した。
[東京 7日 ロイター]
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