欧州経済、11年以降に成長率2─3%へ回復の可能性=オーストリア中銀総裁
[ウィーン 9日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、欧州経済は2011年以降に2─3%の成長を回復する可能性があるとの認識を示した。地元誌フォーマットとのインタビューで語った。
しかし、景気低迷はまだ終息しておらず、ユーロ圏の失業率が10%を超えるとみられるなか、11年まで力強い成長は見られないと予想した。
総裁は「景気低迷がまだ終息しておらず、10─11年まで比較的低成長が続くだろう」との見方を示した。その上で「しかし危機を引き起こした構造的要因はそれまでに克服され、金融セクターは安定化し、新たな在庫循環が始まる。11年頃から、2─3%のプラス成長期に戻ると考えられる」と述べた。
ただ、「ユーロ圏では失業率が上昇し10%を超える」との見通しを示した。
ECBの流動性供給策については「銀行を喜ばせる」ためのものではないとし、「EBCは適切に行動した。緩和策が実施されていなければ、今回の危機は格段に(経済を)侵食していただろう」と述べた。また、大幅な信用収縮が見られた国の状況を「詳しく調べる」必要があると語った。
総裁は、国際決済銀行(BIS)の新規制(バーゼルII)の景気循環増幅効果(プロシクリカリティ)への懸念をあらためて示し、「(バーゼルIIの)プロシクリカリティの問題は認識されている。いずれ解決されるかは明らかではない」と述べた。
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