UPDATE1: 米財務長官が金融市場の回復に自信示す、CITには言及せず
[パリ 16日 ロイター] ガイトナー米財務長官は16日、世界の金融市場が回復していることに自信を示した。経営状態が悪化している金融サービスの米CITグループCIT.Nについては言及を避けた。
4日にわたる欧州・中東訪問は終盤を迎え、この日はラガルド仏経済財務雇用相らと会談。
ラガルド財務相は共同記者会見で、景気浮揚策の大半についてガイトナー長官と意見が一致したものの、新たな銀行の資本規制をめぐっては見解が分かれたことを明らかにした。
「多くの原則について合意した。(しかし)われわれがレバー効果と呼んでいるものと、これを銀行など金融機関に適用する際の上限については意見が分かれた」語った。同相はより高水準の資本基準を銀行に義務付ける必要があるとの考えを示した。
ガイトナー長官は合意できなかった部分については言及せず、流動性供給や規制の強化をめぐる世界的な取り組みにより2年に及ぶ危機が緩和しつつあるとの認識を示した。
「市場はより良く機能し始め、リスクプレミアムは縮小した。これは根本的に良いことで、危機への取り組みに向けたわれわれの協調的な努力の成功を示す兆候だ」と述べた。
ブルームバーグ・テレビのインタビューで、長官はCITをめぐる質問には直接的なコメントを控えた。
仏経済紙レゼコーのウェブサイトで行われたオンラインチャットでは、企業が資本を確保できるようにすることが重要と述べたものの、CITについても他の企業についても言及しなかった。
「景気後退における主要なリスクは銀行や投資家がほとんどリスクを取ろうとしないことだ」と指摘。「民間需要の回復に向けて支援を行うことと、金融システムの資金を必要としている部分に追加資本を確実に注入することがこれに対する唯一の効果的な対処方法だ」と語った。
景気回復を支援するために政府があらゆる可能な手段を取り、必要な限り刺激策を継続することが不可欠だと述べた。
また、ドルはこれからも主要な国際準備通貨にとどまる公算が大きいとの認識をあらためて示した。
「国際金融システムにおけるドルの役割により、米国は特別な責任を負っている。それは金融システムへの信頼を維持し、(景気)回復後に財政赤字を削減し、米連邦準備理事会(FRB)の物価安定に関する優れた実績を維持することだ」と説明した。
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