東南アジア株式=続落、金融・通信株に利食い売り
[バンコク 17日 ロイター] 17日の東南アジア株式市場の株価は続落した。過去3カ月にわたる上昇を主導してきた金融、通信株に投資家の利食い売りが出た。シンガポール市場の銀行大手DBSグループやクアラルンプール市場の携帯電話大手アクシアタ・グループ、ジャカルタ市場の銀行大手バンク・セントラル・アジアなどが値を下げている。
この日は世界経済の回復をめぐる懸念を背景に売りが出た。市場関係者らは、今後も売りが続くと見ている。ティスコ・セキュリティーズのストラテジストは「アジア市場では一段の利食い売りが出る公算が大きいと思われる。弱い内容の経済統計が続いており、株価の一段高に向けた支援材料とはならない」と語った。
シンガポール市場.FTSTIは5営業日続落の0.7%安で終了。クアラルンプールとジャカルタ.JKSEの両市場はそれぞれ0.3%安で引けた。マニラ市場.PSIの終値は2.9%安。
バンコク市場.SETIは3営業日続落の1.7%安で終了。ホーチミン市場.VNIだけが逆行高となり、0.1%高で引けた。
シンガポールではDBS(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)が1.4%安。東南アジアの通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)(STEL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は0.7%安。
クアラルンプールではアクシアタ(AXIA.KL: 株価, 企業情報, レポート)が2.2%安。有料テレビ放送局アストロ・オール・アジア・ネットワークス(AAAN.KL: 株価, 企業情報, レポート)は2.7%安。
バンコクではカシコーン銀行KBAN.BKが3.4%、バンコク銀行が2.4%、それぞれ下落した。
ジャカルタではバンク・セントラル・アジアが5.9%安、バンク・ラクヤット(BBRI.JK: 株価, 企業情報, レポート)が2.4%安。マニラではフィリピン長距離電話(PLDT)(TEL.PS: 株価, 企業情報, レポート)が3%、マニラ電力(MER.PS: 株価, 企業情報, レポート)が9.3%、それぞれ値を下げた。
ホーチミンではベトナム国営石油会社ペトロベトナム傘下のペトロベトナム化学肥料総公社(PVFCCo)DPM.HMが4.9%高。
このほか、原油相場の反発を背景にエネルギー、商品関連株の一部に安値拾いが入った。ジャカルタのインドネシア国営ガスPGN(PGAS.JK: 株価, 企業情報, レポート)は2.5%高、バンコクの電力大手グロー・エネルギーGLOW.BKは2.4%高。
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