為替相場のボラティリティー、景気・金融市場に有益でない=マルタ中銀総裁
[バレッタ 12日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのボネロ・マルタ中銀総裁は、為替レートのボラティリティーは実体経済の持続的回復や金融市場に有益ではないとの見解を明らかにした。11日に行われたロイターとのインタビューで述べた。
また、ドルがユーロや他の通貨に対して強いことが米国の利益との認識が、欧州と米国でコンセンサスになりつつあるとの見方を示した。
総裁は「とりわけ世界経済が不安定な時期には為替レートのボラティリティーは望ましくない。ボラティリティーにより一段と懸念が高まる。現在の世界経済の状況を踏まえれば、持続的な回復と金融市場の正常化に有益ではない」と語った。
「不透明性は高い。ユーロや他の通貨に対しドルが強いことは米国の利益になるとのコンセンサスが、ユーロシステムだけでなく米国でも高まっているのはこれが理由だ」と述べた。
最近のユーロの上昇は過度と言えるかとの質問に対しボネロ総裁は、そうした表現は用いないとし、為替レートが実体経済に及ぼす影響が重要との見解を示した。
また、ECBは為替レートを目標としていないが、ユーロの為替レートが物価に与える影響は考慮していると説明。「為替レートの動向は考慮に入れている。しかし、われわれの主要な焦点は物価安定の見通しだ」と述べた。
原文参照番号[nLAG005917](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nLAG005917]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
2012年にも米経済に破滅的打撃
最近の信用危機を予想したことで知られるアナリストによると、米ドルの急落は、2012年にも米経済に破滅的な打撃を与える可能性がある。 記事の全文





日本
米国