欧州株式市場=急反落し7カ月ぶり大幅下落、ドバイ・ワールドの債務問題で

2009年 11月 27日 04:50 JST
 
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 [ロンドン 26日 ロイター] 欧州株式市場は急反落し7カ月ぶりの大幅な下落率となった。ドバイ政府が、政府系持ち株会社ドバイ・ワールドの事業再構築を進めるため、同社が抱える債務の返済猶予を要請したことを受け、銀行株を中心に売りが広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数.FTEU3は33.81ポイント(3.31%)安の988.14と、3週間ぶり安値で引けた。

 DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは97.46ポイント(3.36%)安の2799.44。

 ドバイ政府は25日、政府系持ち株会社ドバイ・ワールドと系列の不動産開発会社ナヒールの2社が、ドバイ・ワールドの事業再構築に向けた最初の措置として、数百億ドルの債務について返済延期を債権者に要請することを計画していると発表した。

 コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「米国市場が(感謝祭で)休場となるなか、ドバイをめぐる懸念が市場心理を揺るがす主要因となった。他には特に手がかりはない」と指摘。「市場の不透明性が再浮上した格好だが、経済や市場のファンダメンタルズを反映するものではないと思う。心理的ショックにすぎない」と語った。

 ドバイ・ワールドへのエクスポージャーに対する懸念から銀行株が下落。HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、クレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が3.3―8%安となった。ロンドン証券取引所(LSE)(LSE.L: 株価, 企業情報, レポート)も同様の懸念から7.4%値下がりした。

 ポルシェ(PSHG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)は5.1%安。トレーダーによると、ドバイ・ワールドの債務問題をきっかけに、カタール投資庁(QIA)が流動性確保のため、現在10%のポルシェへの出資比率を引き下げるのではないかとの見方が広がった。

 原油安で石油株も軟調。BGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が2.4―3.6%下落した。

 金属価格の下落で鉱山株も売られた。アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)、アントファガスタ(ANTO.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)、リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.2―6.8%安となった。

 ロンドン証券取引所ではこの日、システムの不具合から中盤までに3時間余り取引が停止した。

 

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