UPDATE1: アイルランド国債の独連邦債に対するスプレッド水準は「ばかげている」─ホノハン中銀総裁=英紙
[ダブリン 12日 ロイター] アイルランド中央銀行のホノハン総裁は、アイルランドの10年債の独連邦債に対する上乗せ金利水準は「ばかげている」とし、政府の財政再建に向けた取り組みの妨げとなるとの認識を示した。英デーリー・テレグラフが12日、報じた。
ただ、12日に実施された財務省短期証券(Tビル)の入札では落札利回りが急上昇し、同国の借入コストが急速に増大していることが裏付けられた。
ホノハン総裁は「利回りスプレッドは、アイルランドの財政に対する信認を反映するため縮小を望むわれわれにとり、妨げとなる」と指摘し、「スプレッドの水準を毎日確認してはいないが、現在の水準はばかげている」と語った。
アイルランド中銀のスポークスマンは、ホノハン総裁の発言内容を確認した。
欧州連合(EU)は10日、アイルランド政府がアングロ・アイリッシュ・バンク[ANGIB.UL]に追加支援を実施することを暫定的に承認。これを受け、アイルランド国債の独連邦債に対する利回りスプレッドが拡大し、11日は7月初旬以来初めて300ベーシスポイント(bp)を上回った。
アイルランド財務省は12日、それぞれ5億ユーロの6カ月物Tビルと8カ月物Tビルの入札を実施。6カ月物Tビルの入札では平均落札利回りが2.458%と、2週間前の入札の1.367%から急上昇した。8カ月物Tビルの入札での平均落札利回りは2.810%となった。
市場では、欧州中央銀行(ECB)が11日に総額6000万ユーロの2012年償還のアイルランド国債を買い入れたとのうわさが広まった。これについてダブリンの債券トレーダーは「利回りスプレッドを安定させる期待通りの効果があった」と述べた。ECBは12日にもアイルランド国債価格の打診を行ったもようだが、買い入れは行っていないもよう。
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