UPDATE1: 第2四半期のギリシャGDPは予想超える縮小、緊縮財政が圧迫
[アテネ 12日 ロイター] ギリシャ統計当局が12日発表した第2・四半期の国
内総生産(GDP)速報値は前期比1.5%減と、市場予想の1.0%減を超えるマイナ
ス成長となった。政府支出や投資の削減が主な圧迫要因となった。
前年比では3.5%減だった。
シティグループのエコノミスト、ジアダ・ジアニ氏は「財政緊縮策による民間消費への
悪影響は、おそらくまだピークを迎えていない。年内はマイナス成長が続くと予想してお
り、2010年のGDPは平均で約3.5%減と見込んでいる」と述べた。
政府による財政緊縮策は上期での財政赤字45%削減に寄与したが、その一方で、5月
の失業率は前年同月の8.5%から12%と大幅に上昇し、緊縮財政に伴う痛みも示され
ている。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は、ギリシャ経済の悪化が今後も続
き、失業率は向こう2年間で15%まで悪化すると予想している。
財政再建により経済が疲弊するとの懸念を背景に、資金調達コストは高止まりが続いて
いる。GDP発表後、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場ではギリシャの
CDSスプレッドが拡大した。マークイットによると、ギリシャの5年物CDSスプレッ
ドは795ベーシスポイント(bp)と、32bp拡大した。
多くの市場参加者は、経済停滞の長期化が政治的緊張の高まりや社会混乱を招くのでは
ないかと懸念している。エコノミストは、緊縮財政を受けた個人の消費抑制や借り入れ解
消の動きが下期に一段と顕在化するとみている。
IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ディエゴ・イスカロ氏は「失業の大幅
増加が示された5月の労働力データは、下期が引き続きギリシャ経済、特に家計にとって
非常に厳しくなることを示唆している」と述べた。
GDP伸び率(%)
Q2 2010 Q1 2010* Q4 2009* Q3 2009
前年比 -3.5 -2.3 -2.6 -2.5
前期比 -1.5 -0.8 -0.8 -0.5
*は改定値
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