東南アジア株式=大半が上昇、タイは14年ぶり高値
[コロンボ 3日 ロイター] 3日の東南アジア株式市場の株価は、大半の市場で上昇した。バンコク市場は14年ぶり高値をつけた。タイのマプタプト工業団地で環境面での懸念から停止されていた産業プロジェクト76件中74件について、裁判所が2日に停止措置を解除する判断を示したことが好感されたもよう。
バンコク市場のSET指数.SETIは1.02%高。1996年12月2日以来の高値をつけた。
証券会社の販売責任者は「判決の後でエネルギー株が市場を動かした。海外からの資金流入があった」と語った。
同市場では、エネルギー最大手のタイ石油会社(PTT)PTT.BKが8.2%急伸。PTTは同工業団地で42億ドル規模のプロジェクトをかかえる。PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)PTTE.BKは2.5%高。
PTTケミカルPTTC.BKは3.4%、PTTアロマティクスPTTAE.BKは6.8%、それぞれ上伸。タイオイルTOP.BKは6.9%高。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは0.53%高で終了。終盤での買いに、8月10日以来の高値をつけた。華僑銀行(OCBC)(OCBC.SI: 株価, 企業情報, レポート)は0.8%高、シンガポール・テレコム(STEL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は0.7%高。
シンガポール上場のカジノ運営会社ゲンティン香港(GENH.SI: 株価, 企業情報, レポート)は40%急伸。同社の上向きなパフォーマンスが市場から見過ごされていたかもしれないと新聞が報じたことを受けた。
シンガポールを拠点とする、CIMB―GKリサーチの地域エコノミスト、ソン・セン・ウン氏によると、この日は前日の弱いシンガポールPMI統計の後で、米雇用統計が待たれる中、投資家が慎重姿勢で、出来高も低水準だったという。
マニラ市場の主要株価指数.PSIは1.86%高で、2007年12月10日以来の高値をつけた。4営業日続伸で、今週は4.9%上昇した。
マニラを拠点とする投資アナリストは「米経済統計が上向きな内容だったことが市場を押し上げた。海外勢の参加が、主に持ち株会社に対して、多く見られる」と語った。複合企業で持ち株会社のアヤラ・コーポレーション(AC.PS: 株価, 企業情報, レポート)が4.9%上昇したほか、メガワールド・コーポレーション(MEG.PS: 株価, 企業情報, レポート)とファースト・フィリピン・ホールディングス(FPH.PS: 株価, 企業情報, レポート)がともに3%上伸した。
ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは1.35%高。銀行最大手マンディリ銀行(BMRI.JK: 株価, 企業情報, レポート)は2.5%、バンク・セントラル・アジア(BBCA.JK: 株価, 企業情報, レポート)は1.7%、それぞれ上昇。
たばこ最大手のグダン・ガラム(GGRM.JK: 株価, 企業情報, レポート)は10.5%急伸。
一方、東南アジア市場全般の上昇トレンドに逆行し、クアラルンプール市場は0.37%安で終了。アフィン・セキュリティーズのエコノミスト、アラン・タン氏は「株価下落の主因は、米雇用統計の非農業部門就業者数の発表を控えていることだ。マレーシア中央銀行でさえ昨日の声明で、世界経済の勢いが鈍化しつつあるとの認識を示した。よって株価はこれに追随した動きになるだろう」と述べた。
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