UPDATE1: 日銀総裁人事、来週にも民主党の基本的考え示す=鳩山民主党幹事長
[東京 1日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日、党本部で会見し、3月19日に任期が終了する福井俊彦日銀総裁の後任人事について、来週にも民主党としての基本的な考えを示す方針を明らかにした。次期日銀総裁の要件として国際金融に対する見識のほか、財政と金融の分離、政治からの独立性も重要と指摘、官僚出身者を排除しないとの方針もあらためて表明した。武藤敏郎副総裁が昇格するとの見通しが一部で報道されていることに関しては「武藤副総裁の名前が既に出ているというのは事実ではない」と否定した。
日銀総裁人事をめぐり、政府が武藤副総裁の昇格を軸に調整を進め、民主党も武藤氏就任を容認する見通しと一部で伝えられているが、鳩山幹事長は事実ではないとし、「勝手に報道されているだけではないのか」と語気を強めた。
その上で、民主党の今後の対応について、国会同意人事を検討する小委員会(委員長=仙谷由人衆院議員)が来週の会合で次期日銀総裁の要件を議論するとし、「個人名ではなく、党としての基本的な考え方のすり合わせが行われる」と語った。鳩山幹事長によると、日銀総裁人事は、小委員会の議論を重視し、最終的に役員会で決定することになる。
次期日銀総裁にふさわしい人材として鳩山幹事長は「米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題のような国際的な動きに対して見識を持ち合わせている人
」を挙げるとともに、小委員会で議論されている財政と金融の分離や、政治との独立性なども重要な要素と指摘。もっとも、「官僚出身者だから望ましくないとの結論を出すつもりはない」とも述べ、あらためて官僚出身者を排除しない方針を示した。
政府は2月中旬にも人事案を示す方針だが、民主党が同意しなければ、日銀総裁の空席リスクが高まる。鳩山幹事長は「サブプライム問題がクローズアップされる中で、日本の中央銀行の総裁が空席になることは避けられることが望ましい」としながら、「民主党の考えを重視してほしい」とも要請。来週に民主党が示す考え方に沿った案を政府が提示することが同意の大前提との見解を示した。
(ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)
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