UPDATE1: 三菱自<7211.T>が08年3月期の通期営業益を上方修正、為替など追い風

2008年 02月 5日 19:08 JST
 
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 [東京 5日 ロイター] 三菱自動車工業(7211.T: 株価, ニュース, レポート)は5日、2008年3月期の連結営業利益見通しを従来の700億円から前年比約2倍の800億円に引き上げると発表した。豪州工場の閉鎖や自動車販売の減少に伴う減益要因を、車種構成の変化や為替差益による増益要因が上回る見通し。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト7人の予測平均値は716億円だった。 

 会見した市川秀常務は「社内想定を上回るペースで(業績の)改善が進んでいる。手応えを感じている」と語った。

 

 自動車の通期販売計画は従来の136万2000台から133万7000台に下方修正した。サブプライムローン(信用力の低い借り手向け住宅融資)問題による景気減速で北米の販売競争が激化している点や、日本国内で軽自動車の販売が減少していることなどを織り込んだ。ロシアや東欧が好調な欧州地域も、ドイツなどの先進国が低迷しており計画を引き下げた。

 しかし販売台数は減少する一方、利益率の高い車種の増加が営業利益を押し上げる。為替差益もユーロを中心に追い風となる。4─12月期では車種構成の変化が283億円、為替が197億円営業利益に貢献した。通期の為替レートは1ドル114円(前年実績は117円)、1ユーロ161円(同152円)を想定している。

 同時に三菱自動車は、オーストラリアのアデレード市にある工場を3月末に閉鎖することも発表した。大型セダンを生産してきたが、小型車人気で販売が低迷。年約3万台の生産能力に対し、操業率は3割程度まで低下していた。工場の閉鎖にともない08年3月期に220億円の特別損失を計上する。同じく操業率が低い米国の工場については「各種てこ入れを考えている」(市川常務)、オランダ工場については「日本で作っている『アウトランダー』を生産しようと準備を進めている」(同)という。

 
 

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