UPDATE1 : 三洋電<6764.T>が07年度営業益見込みを50億円増額、デジカメ・電池が好調
[東京/大阪 5日 ロイター] 三洋電機(6764.T: 株価, ニュース, レポート)は5日、2008年3月期の連結業績(米国会計基準)見通しで、従来500億円としていた営業利益を前年比11.1%増の550億円に上方修正した。二次電池やデジタルカメラが好調なことに加え、原価率低減が寄与する。修正後の営業利益見通しはロイターエスティメーツによる主要アナリスト9人の予測平均値519億円を上回った。
売上高が前年比0.7%増の2兆2300億円、税引き前損益が320億円の黒字(前年は130億円の赤字)、純損益が200億円の黒字(同453億円の赤字)とする従来予想は据え置いた。大阪市内で会見した前田孝一副社長は「第4・四半期(08年1─3月期)は為替動向など慎重にみるべきと判断した」と語った。
07年4─12月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.2%増の1兆6886億円、営業利益が同61.9%増の500億円だった。9カ月間の営業利益を部門別にみると、二次電池や太陽電池など電池事業は、海外を中心に売り上げを伸ばし、381億円(前年同期は276億円)、デジカメやテレビ、携帯電話などAV・情報通信機器が99億円(同41億円)とそれぞれ増益だった。白物家電が中心の電化機器は45億円の赤字(同59億円の赤字)と不採算が続いている。
好調なデジタルカメラは、07年度の出荷台数見込みが1500万台と、前年実績(950万台)に比べ57%の大幅な伸びを見込む。半導体事業は10─12月期で3億円の営業黒字だが、市況低迷により07年度通期の黒字化は難しい情勢だ。
京セラ(6971.T: 株価, ニュース, レポート)に4月1日付で売却することが決まっている携帯電話事業は、10─12月期において「若干の赤字」(前田副社長)という。従来1000万台としていた販売台数目標には「かなり届かない」(同)としている。
テレビ事業は4─12月期で営業黒字。前田副社長は、テレビ事業について「2年前までは重荷だったが、北米中心に絞り込んで何とか黒字にできるようになった。採算も改善しているので、今すぐ(撤退など)どうこういうことはないが、戦略上、いろいろなことが考えられる」と語った。
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