ヘッジファンド、金融機関の貸し渋りに不満
[ボストン 11日 ロイター] 米ヘッジファンドマネジャーのロン・ベラー氏とジェフリー・グラント氏は、それぞれのファンドが最近破たんしたことについて、金融機関の態度の変化が一因だとの見方を示した。
両氏は先月、投資家に対し、かつてこれら2ファンドの資金調達を支援していた金融機関が今や資金および資産の返済を求めていると述べ、融資条件の厳格化で「困難が深刻化し、追加担保の差し入れに応じることが不可能となった」と語った。
これまでヘッジファンドに資金と顧客を提供してきた大手金融機関のプライムブローカレッジ部門の変化について指摘するのは、両氏だけではない。
ニューヨークに拠点を置く会社のマネジャーは匿名を条件に「米金融街の大手金融機関の一部は、早急に与信枠を引き下げ始めた。金融機関自体も問題を抱えていることが背景にある」と述べた。
米プライベートエクイティのカーライル・グループ[CYL.UL]傘下のカーライル・キャピタル(CCC)CARC.ASは今週、4億ドルの追加担保差し入れ要求を受け、債権者に対してスタンドスティル(現状維持)契約の締結を求めた。
ヘッジファンドの生み出す高リターンがプライムブローカーにも高額の手数料をもたらすため、プライムブローカーはこれまでヘッジファンド事業を重視してきたが、最近の一部のヘッジファンドに対する冷淡な扱いは、プライムブローカーがここにきて態度を急変させたことを示唆している。
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