UPDATE1: 物価連動債の買入消却、年度上期に計3000億円へ増額も=PD懇で財務省幹部
[東京 14日 ロイター] 財務省幹部は14日夕、同日開いた国債市場特別参加者会合で、国債整理基金による買入消却について、10年物価連動国債の入札額を1500億円程度に引き上げ、2008年度上半期に計3000億円に増やすべきとする意見が出たことを明らかにした。投資家との意見調整を踏まえ、正式に決める。
財務省は、9兆8000億円の国債消却原資のうち、日銀・財投部分を除くおよそ3兆円(年度ベース)を買入消却にあてることをすでに決めている。このうち、1兆2000億円は15年変動利付国債にまわすことにしており、残り1兆8000億円の扱いが焦点になっていた。
世界的な金融・資本市場の混乱により、物価連動債や変動利付国債の需給悪化が鮮明になっている。これまで、物価連動債の入札額は1回につき400億円にとどまっており、増額されれば需給改善につながりそうだ。同省では「急激に増やすことには慎重な意見もある」(幹部)としている。
会合では、買入消却や昨年11月に初めて発行した40年利付国債、割引短期国債(TB)と政府短期証券(FB)の統合発行についても議論。40年債発行に関して、流通量を確保するためには第1回の発行額として5000億円程度は必要との意見で一致した。一方、2008年度下期にも統合発行するTBとFBの新名称については「国庫短期証券」にすると説明した。
(ロイター日本語ニュース 山口 貴也記者)
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