07年末国内不動産私募ファンド市場、前年比61%増の9.8兆円=住信基礎研

2008年 02月 19日 19:58 JST
 
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 [東京 19日 ロイター] 不動産市場に詳しい住信基礎研究所によると、不動産私募ファンドの市場規模(運用資産額ベース)は2007年末に前年比61%増の9.8兆円に拡大した。同社が行ったアンケート調査に基づくもので、増加率は06年の39%を上回った。3年前の04年末に比べると約4.5倍に膨らんだことになる。

 同研究所によると、市場が急拡大したのは調査対象の増加も起因しているものの、調査範囲の拡大による要因を除いても07年下期だけで1.5兆円増加しており、「下期は市場規模拡大のペースが速まった」という。

 この要因としては、不動産投資信託(REIT)上場を準備している私募ファンドがあることや、03─04年に組成され償還を迎えたファンドについて別の私募ファンドが受け皿になったケースが多く、運用資産額の減少につながらなかったことなどを挙げている。

 同研究所によると、J─REITを含めた不動産ファンド市場は前年比44%増の16.6兆円。

 

 この調査は、国内で不動産私募ファンドを組成・運用する企業148社を対象に行ったもので、1年前の調査と比べ11社多い45社から回答を得た。

 不動産私募ファンド市場の数値には、外資系運用会社がグローバルな不動産市場に投資しているファンドは含まれていないが、同研究所は、これらのグローバルファンドが国内不動産で運用している資産額を合わせると私募ファンドの市場規模は約13兆円になると推計している。

 私募ファンドの平均目標内部収益率(IRR)は03年以降低下傾向が続き、06年は10.9%だったが、今回調査では12.4%に上昇した。住信基礎研は、一任型の中に高水準な目標IRRが含まれていることなどが要因と分析している。

 
 

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