〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=4日現在
水野 文也記者
[東京 4日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は、反落。現
物・先物は、いずれも下値こそ切り上げたものの、伸びを欠く動きとなっており、これま
での勢いを止めた格好だ。
一方、移動平均線では、依然として終値が5日線や25日線を上回って推移し、短期的
には強気が支配する状況に変わりがない。
現物の足は、上下にヒゲを伴う「短陽線」となった。下値は切り上げたが、上値は前日
に届かず、さらには振れ幅も小さくなるなど、気迷いを感じさせる動きとなっている。基
調の強さは保ちながらも、これまでの急ピッチな上昇に対する警戒感が台頭しており、上
値について慎重になった格好。戻りのフシとなっている2月29日と3月3日に空けたマ
ド(1万3413円63銭─1万3533円25銭)を目前に控えているほか、
1万3500円前後の水準は価格帯累積出来高から戻りが重いとみられ、ここでの休養は
自然な動きと言えよう。短期間に大幅上昇した後の調整局面に入ることが考えられる。
今回の足は、実体部分がほとんど無い「十字線」に準じ、気迷いが強いことを示す。こ
れまでの上昇で底入れムードを強めているが、急な上げに対して押し目を待望する状況で
あったために、方向性を失ったとみることもできよう。ただ、前日の「陽線」にはらむ形
で出現した「十字線」は、高値で形成すると売りサインとなる「はらみ寄せ」であるだけ
に注意が必要だ。時価は中長期のトレンドでみると、昨年10月高値1万7488円97
銭、同12月高値1万6107円65銭、3月高値1万4105円47銭と、戻り高値を
結んだ右肩下がりの上値抵抗線の延長線上にあり、ここで急反落した場合は、大勢下落波
動が継続していることを示唆することになる。翌日に上放れれば、それは杞憂に終わるが、
チャート上では微妙な水準に位置するとあって、上下どちらに振れるか見極めておきた
い。
上値メドとしては、2月29日と3月3日に空けたマドや2月27日に戻り高値(1万
4105円47銭)が意識される。同高値を更新すれば、中長期的にも底入れしたと判断
することができそうだ。一方、下値メドとしては、心理的な支持線となる1万3000円
や下向きの25日移動平均線(1万2727円62銭=4日現在)が意識される。
[移動平均線]
・終値が25日線より上方に位置する。同線の上向き転換が待たれるところ。また、終値
が75日線に接近している。
[一目均衡表]
・終値が「雲」領域の下限に接近中。遅行線も「雲」領域や日足に近づいている。
[オシレーター]
・RSIは4、9、14日が、反落。
・ストキャスティクスは、%K線、%D線が高値もみあい。
[パラボリック]
・日経平均、同先物は、買いポジションを継続。
日経平均(買いポジション、3月25日転換)
日経平均先物当限(買いポジション、3月24日転換)
(ロイター日本語ニュース)
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.





