〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=11日現在
水野 文也記者
[東京 11日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は急反発。
現物・先物は上値を大きく切り上げ、勢いを増したことから、短期的な調整に一巡感を
台頭させている。
一方、移動平均線では、終値が5日線を上回っており、再び上値追いへの期待を膨らま
せる状況となった。
現物の足は、上下にごく短いヒゲを伴う「大陽線」となった。上値・下値をいずれも切
り上げるとともに、5日移動平均線(1万3216円32銭=11日現在)を上回り、こ
のところ鮮明にしていた下落波動にピリオドを打った格好。前日まで3本連続して「陰線」
を引いた動きは、崩落の予兆とされる「三羽烏」に準じるものであっただけに、一本大
きな「陽線」を打ち立てたことは不安心理を一気に後退させた。なお、時価水準は昨年
10月高値1万7488円97銭、同12月高値1万6107円65銭、3月高値1万
4105円47銭を結んだ右肩下がりの上値抵抗線近辺にあるため、完全に楽観はできな
い。しかし、勢いを増してきたことから、リバウンド相場に対する期待を膨らませたと言
えよう。
今回の足は、ほぼ「丸坊主」に近く、強さを取り戻してきたことを示す。前日の「小陰
線」を取り残すような形で、鋭角的な引き戻しを演じたパターンから、直近の押しが大勢
的な上昇トレンドにおけるリズム上の絶妙な調整とみることもできそうだ。前日安値(1
万2898円49銭)は、3月17日の年初来安値(1万1691円00銭)、同31日
安値(1万2430円63銭)を結んだ右肩上がりの支持線近辺に位置することから、先
行き同線が上昇トレンドの下限として機能することが想定できる。
もっとも、7日高値(1万3485円90銭)を更新するまで、この戻りが二番天井形
成のものである不安が残り、一段と強気に傾斜するのは同高値を更新してからだろう。同
高値を抜いた水準には、75日移動平均線(1万3465円58銭=11日現在)や、昨
年10月高値以降の上値抵抗線のブレークポイントなどが存在するため、上げに弾みを加
える材料になりそうだ。
当面の上値メドは7日高値や75日線、さらには2月29日と3月3日に空けたマドの
上限値(1万3533円25銭)が注目できよう。半面、下値メドとしては前日安値が意
識される。
[移動平均線]
・終値が5日線を再び上回った。また、75日線に接近している。
[一目均衡表]
・終値が「雲」領域の下限に接近中。他方、遅行線は日足を上回った。
[オシレーター]
・RSIは4、9、14日が、反発。
・ストキャスティクスは、%K線、%D線が上昇、買いサインが点灯。
[パラボリック]
・日経平均、買いポジションを継続。同先物は、売りポジションを継続。
日経平均(買いポジション、3月25日転換)
日経平均先物当限(売りポジション、4月11日転換)
(ロイター日本語ニュース)
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