UPDATE1: 日銀正副総裁候補はベストのトリオ、武藤氏に5年の実績=額賀財務相
[東京 7日 ロイター] 額賀福志郎財務相は7日午後、財務省内で記者団に対し、同日に政府が国会に武藤敏郎日銀副総裁(元財務次官)の昇格など次期日銀正副総裁の候補を提示したことについて、ベストのトリオと評価したうえで、正副総裁が連携し、力を発揮してくれると期待感を示した。政府は19日に任期満了を迎える福井俊彦総裁の後任に武藤氏、同日に任期切れとなる2人の副総裁の候補に白川方明・京大大学院教授(元日銀理事)と伊藤隆敏・東大大学院教授(経済財政諮問会議議員)を充てる人事案を提示した。
額賀財務相は政府が提示した正副日銀総裁の候補について「ベストのトリオ」と評価し、「日銀は、正副総裁が連携をとることが大事。力を発揮してくれると期待している」と語った。
その上で、武藤氏について「財務省出身だが、5年間、日銀副総裁として、しっかりと金融政策、日銀のマネージメントの実績を残してきた。日銀総裁として十分に職責を全うしてくれると思っている」と指摘。
また、白川氏を金融政策に精通した理論家、伊藤氏をマクロ経済に精通した直言家と評価した。伊藤氏については、インフレターゲットに関する著書があるなどインフレ目標論者との指摘があるが、額賀財務相は、正副総裁を先頭に十分に議論して金融政策は決定されるとし、「今までの主張で色をつけて見るべきではない」と語った。
今回の人事案について民主党など野党内からは、財金分離の原則などを理由に批判する声があるが、額賀財務相は「国際的な金融不安の中で、日銀総裁の空席が起きてはならないと国民が思っている」とし、できるだけ早く同意していただきたいと野党に理解を求めた。その上で、財金分離論について「金融政策と経済政策の整合性が保たれるようにしなければならない。よりベターな金融政策をつくる視点では、お互いに連携をとることが大事と思う」との認識を示した。
(ロイター日本語ニュース 伊藤純夫記者)
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