シドニー外為・債券市場=豪ドルは小動き、債券はまちまち
[シドニー 10日 ロイター] 週明け10日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対
米ドル相場は、抑制された値動きだった。株価の大幅下落や信用市場の混乱を背景に、投
資家は豪ドルなど高利回り通貨に対するレバレッジ取引への慎重姿勢を崩さなかった。
流動性不足で豪州のインターバンク金利が13年ぶりの高水準に上昇するなど、信用市
場の逼迫(ひっぱく)は明らかだ。
取引終盤の段階で豪ドルは1豪ドル=0.9272米ドルと、7日のニューヨーク取引
の終値からほぼ変わらず。
米ドル相場が弱材料を多く抱える一方で、米国のリセッション(景気後退)入りの可能
性をめぐる懸念や、ヘッジファンドや住宅ローン会社が資金調達難に直面しているとの報
道が株価を圧迫した。シドニー株式市場は1.6%、日経平均は1.96%、それぞれ下
落した。
これを受けて投資家は「キャリー取引」を敬遠した。豪ドルは対円で1豪ドル=94円
78銭と一段と下落した。
オーストラリア金融市場でも流動性の欠乏は明らかで、銀行手形(バンクビル)3カ月
物金利<AU3MBBR=>は8.15%近辺と13年ぶりの高水準に上昇。7日は8.00%だっ
た。
豪債券先物相場は、3カ月物インターバンク先物3月きりが11ベーシスポイント安の
91.91。一方、逃避買いから3年債3月きりは9ベーシスポイント高の93.865。
10年債3月きりは0.03ポイント高の93.900と、3年債ほどは値上がりしなか
った。投資家がより流動性の高い、期間が短めの債券を好んだため。
〔豪ドル/米ドル〕
0530GMT 0.9272
0100GMT 0.9307―0.9312
前営業日終値 0.9288―0.9293
〔10年債3月きり〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0530GMT 93.900(+0.030)
0100GMT 93.890(+0.020)
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