UPDATE1: 早く日銀総裁を決めなければいけない=株安・円高で福田首相

2008年 03月 10日 19:50 JST
 
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 [東京 10日 ロイター] 福田康夫首相は10日夕、官邸内で記者団に対し、市場で株安、円高/ドル安が進行していることへの対応を問われ、「そういうことがあるから早く日銀総裁を決めなければいけない」と述べ、市場安定のためにも新日銀総裁の迅速な決定が不可欠との認識を示した。19日に福井俊彦日銀総裁など正副総裁の任期切れを控え、政府は7日に武藤敏郎副総裁(元財務次官)の昇格など新たな正副総裁の人事案を国会に提示したが、民主党など野党は財政と金融の分離の観点などから武藤氏の起用に強く反発している。

 福田首相は、政府が新日銀総裁候補として提示した武藤氏について「日銀副総裁を5年間務め、その間、落ち着いた政策運営をしてきた。市場関係者や経済界からも評判は良いようだ。これから金融の中心に座り、日本経済のために活躍して欲しい」と評価した。

 参院で多数を占める野党が武藤氏の昇格に反発を強めるなか、衆院で同意されても参院で不同意となれば人事案は白紙に戻る。この点について福田首相は「今現在、国会関係者が努力をしている最中。そうした方々の努力で円満に解決し、なるべく早く決定して欲しい」とし、党首会談による事態打開の可能性に関しては「そういうことがよろしいとのことであれば、それに応じる気持ちは十分にある」と語った。

 参院で不同意となった場合の人事案の再提示については「ベストの人選と思い提出した。再提示を考える段階ではない」とし、「この世の中で(日銀総裁ポストの空席が)あり得るのか」と空席は念頭にないとの認識を示した。

 (ロイター日本語ニュース 伊藤純夫記者)

 
 

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