UPDATE1:武藤氏不同意の理由、日銀独立性が担保できないため=鳩山民主幹事長

2008年 03月 11日 20:16 JST
 
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 [東京 11日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫幹事長は11日、役員会後に会見し、3月19日に任期満了となる福井俊彦日銀総裁の後任人事における政府案に対し、役員会で武藤敏郎氏の総裁就任と伊藤隆敏氏の副総裁就任については不同意、白川方明氏の副総裁就任については同意することを党議として決定したことを明らかにした。決定は国会役員会での全会一致。本会議での採決に関しては党議拘束がかかると言明し、民主党として一致結束してあたることも確認された。

 武藤氏を不同意とする理由について鳩山幹事長は「財務省そのものの人物であり、日銀の独立性が担保できないため」と説明。武藤氏が財務省主計畑から財務省トップの事務次官になった「ミスター財務省」と言える経歴の持ち主であることを問題視した当初からの判断は覆らなかった。

 衆参両院での所信聴取でも、民主党内からは、武藤氏がバブル生成に対する反省がないことや、超低金利政策により家計の利子所得が失われたこと、金融政策と財政政策の関係についての不明瞭さが残ったことなどを問題視する声があがっていた。鳩山幹事長は「聴取した結果、ますます不同意の思いを強めた」と述べ、決定は小沢一郎代表ら4役懇はじめ、国会同意人事検討小委員会、役員会など各段階で一致したと繰り返した。

 また、伊藤氏不同意の理由については「通貨価値の安定を守る日銀の役割として、ふさわしい人物ではない」と説明。白川氏については日銀理事としての実績に加え「堅実な人」と評価した。

 民主党が武藤氏の総裁就任などに不同意を決めたことで、日銀総裁・副総裁人事は白紙に戻る。政府内に浮上している武藤氏での再提示について鳩山幹事長は「あり得ないことだ」と真っ向から否定し、「一度否定したものをまた採決しても結果は同じだ。時間の無駄をすべきでない」と政府・与党をけん制している。

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子)

 
 

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